ブルーライトは目だけでなく肌にも影響するの?その理由やおすすめブルーライト対策を解説

今や生活必需品となっているスマホやPC。もう手放せない、手元にないと不安という方も多いですよね☆そこで気になるのが、スマホなどから放出されているブルーライトです!

ブルーライトが疲れ目や睡眠の質の低下につながることはよく知られていますが、実は肌にも悪影響を及ぼすんです!

あなたの肌トラブル、もしかしたらブルーライトが原因かも?今回は、大切なお肌を守るブルーライト対策法を紹介しちゃいます♪

ブルーライトは紫外線とは違う?

ブルーライトと紫外線の違い

そもそもブルーライトとは、どんな光なのでしょうか?まずは紫外線とブルーライトの違いについて見ていきましょう!

太陽光に含まれる肌へ影響する光線とは

光線とは

太陽から降り注ぐ光には、私たちの目に見える「可視光線」以外にも、ガンマ線、X線、紫外線、赤外線、マイクロ波、ラジオ波などの目に見えないものも含まれています。

光の色の違いは波長の長さによって決まっていて、可視光線より波長の短いものが「紫外線」、長いものが「赤外線」です。

赤外線は波長の短い(可視光線に近い)ほうから、近赤外、中赤外、遠赤外に分けられます。

このうち肌の光老化をもたらす原因とされているのが、紫外線(UV-A、UV-B)、ブルーライト、近赤外線の3つ☆

ちなみに、光老化とは、太陽光を浴び続けることで引き起こされるシミやシワ、たるみなどの老化現象のことなんです。光の波長が長いほど、より肌の深い部分へ光が届くことに……。それが老化の原因になってしまうんです!

ちょっと難しい話だったけど、なんとなく分かっていただけたでしょうか?

ブルーライトは紫外線に近い波長の可視光線

ブルーライトは可視光線

スマホやPC、テレビなどのLEDから放出されるブルーライトは、可視光線の1種です!

可視光線の波長は、だいたい400~800nm(ナノメートル)で、ブルーライトは380~500nm。それより短くなると紫外線と呼ばれます。つまり、ブルーライトは紫外線に限りなく近い可視光線ってこと!

光の波長は短いものほどエネルギーが強く、人体に与える影響も大きいのだとか…。紫外線と隣り合わせのブルーライトは、可視光線の中で最も波長が短く、強大なエネルギーを持っているわけですよ。無防備でいるのがいかに恐ろしいかわかりますよね(汗)。

ブルーライトの肌への影響とは

ブルーライトの肌への影響

肌の奥深くまで届き、細胞にダメージ

紫外線に近い波長を持ち、人体への刺激が強いブルーライト。それでいて、紫外線(UV-A、UV-B)に比べて波長が長く、肌のより深くまで到達するからとっても厄介!

真皮層に存在する肌細胞にまで悪影響を及ぼし、シミやくすみ、シワ、たるみなど、さまざまな肌トラブルを引き起こしちゃうのです!

影響①シミ・くすみ

ブルーライトは紫外線の中でもUV-A に近い性質をもちます。

UV-Aは地表に届く全紫外線のうち約95%を占めるもの。UV-Bよりもエネルギーは弱いものの、浸透力が高く、光老化をもたらします。

ブルーライトもUV-Aと同じく、光老化を招く原因の一つ。ブルーライトの光が肌の奥深くに入り込むと、肌を守るためにメラニン色素が大量に発生しちゃいます。すると、色素沈着を引き起こし、シミやくすみの原因に……。

しかも、ブルーライトの光はUV-Bのように肌の表面に強く作用するのだとか!ブルーライトによる色素沈着は、UV-Bによるものよりも鮮明で消えにくいことがわかっているんです。

影響②シワ・肌のハリの低下

ブルーライトの光は、UV-Aと同じで肌の奥深くにある真皮層にまで到達します。

真皮層といえば、肌のハリや弾力を支えるコラーゲンやヒアルロン酸などをつくり出す線維芽細胞が存在するところ!

ブルーライトを浴び続けていると、この大切な線維芽細胞がダメージを受けて、コラーゲンやヒアルロン酸の生産量が減ってしまうんです。それで、だんだんと肌の弾力やうるおいが失われることに……。

その結果、肌のたるみやシワなどを引き起こしてしまうのです!

今からできるブルーライト対策

ブルーライト対策

スマホで一気に老け顔になった!なーんてことは避けたいですよね…。今すぐできるブルーライト対策を紹介します♪

スマホやPCの画面の調整

まず、スマホやPC画面の輝度や色温度の調整から始めましょう!

輝度とはディスプレイの明るさのこと。明るいほど肌に刺激を与えます。色温度は、ディスプレイの色合いのことです。色温度が高いほど青みがかり、低いほど赤みを帯びます。

輝度や色温度を下げれば、ブルーライトの影響を減らすことができますよ☆
青っぽい画面から、黄色っぽい画面にするとブルーライトをなんと約20%カットできます!

ただ、輝度や色温度を下げすぎると、画面が見づらくなるんです。目が疲れないように、ちょうどいい感じに調整してくださいね♪

ブルーライトカットメガネや保護フィルムを使用するのもオススメ!
最近では、ブルーライトと紫外線の両方をカットできるメガネも登場しているんですよ。ブルーライト軽減アプリを試してみるのもいいですね♪

スキンケアは入念に

スキンケアは入念に

ブルーライトを浴びた肌は乾燥しやすくて、ターンオーバーが乱れがち…。本来なら自然にはがれ落ちるはずの古い角質が肌に残っちゃうこともあるんです。そうすると、角質が厚くなって、くすみや肌のごわつき、毛穴の開きなどにつながっちゃいます。

ブルーライトによるダメージから大切なお肌を守るために、スキンケアをしっかり行いましょう!お手入れの基本は、洗顔・保湿・日焼け対策です☆

洗顔・クレンジングで硬くなった角質をやさしく取り除き、しっかりと保湿ケアをすることが大切!週に1回はスペシャルケアとしてフェイスパックを使用するのも◎。

市販の日焼け止めでもブルーライトをカットする効果が期待できますよ。ブルーライトはUV-Aの波長に近いので、PA値(UV-A防御指数)を重視して選ぶのがよいですね♪

食生活の改善でも対策

ブルーライトによって発生する活性酸素はエイジングの大敵!肌細胞をサビつかせて肌老化を進めてしまいます…。サビとり効果のある抗酸化物質を積極的に取り入れましょう♪

抗酸化作用を持つ代表的な栄養素として有名なのが「ビタミンACE(エース)」。ビタミンACEとは、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンEのこと。これらが豊富に含まれる食品を毎日の食卓に上手に取り入れましょう!

ビタミンA

食品中ではβカロチンとして存在し、体内でビタミンAに変換されます。活性酸素の発生を抑えて取り除く働きがあります!
ビタミンAを多く含む食品…にんじん、ほうれん草、ピーマンなどの緑黄色野菜

ビタミンC

高い抗酸化力を持ち、皮脂の分泌を抑えて酸化を防ぐ働きがあります。コラーゲン生成にも欠かせない栄養素で、内側から肌や粘膜の健康づくりをサポートしてくれますよ♪
ビタミンCを多く含む食品…柑橘類、ピーマン、いも類

ビタミンE

「若返りのビタミン」と呼ばれ、美肌づくりに欠かせない栄養素!皮膚の酸化を防ぐ抗酸化作用があるほか、血行を良くして肌荒れを防ぐ効果があります。
ビタミンEを多く含む食品…ナッツ類、植物油、うなぎ、たらこ

まとめ

まとめ

紫外線対策はきちんとしていても、ブルーライトには無防備という方も多いのでは…?ブルーライトの強力な光は、シミやシワ、くすみなどの原因になるので油断は禁物!

スマホやPCの画面を調整する
スキンケアを入念に行う
抗酸化ビタミンを積極的にとる

この3つを守って、大切なお肌をブルーライトの脅威から守りましょう!どれもすぐに実行できるものばかり。ぜひ試してみてくださいね♡

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