スキンケア初心者の男性必見！メンズのお手入れ方法や順番をイチから解説

メンズビューティーが盛り上がりを見せる昨今。身だしなみの一環として、スキンケアを習慣化している男性も増えています。しかし興味はあっても何から始めたらいいかわからない方もいるはず。今回はこれからスキンケアを始めたい男性に向けて、基本のキから解説するスキンケアガイドをお届けいたします。

スキンケアの必要性

一昔前まで、肌のお手入れと言えば「女性が行うもの」というイメージを持たれている方が大半でした。男女問わず人間には「肌」はあるのに、なぜこのようなイメージがあったのでしょう？根拠や真実は分かりませんが、スキンケアに使用するアイテムも「化粧品」と呼ばれるため、「化粧（メイク）をする人に必要なもの」＝「化粧（メイク）しない人には必要の無いもの」というイメージがあったのかもしれませんね。
しかし近年では男性たちの美意識も変化し、肌のケアを行う人も珍しくありません。
実は、男性の肌こそスキンケアが必要ということをご存知でしょうか？その理由をお伝えするにあたり、まずは男性の基本的な肌質をご説明します。

皮膚が厚い

一般的に男性の肌は、女性の肌よりも皮膚が厚い傾向があります。女性と比較するとキメが粗く、毛穴が目立ちやすいのも特徴です。

水分量が少ない

男性の肌は女性の肌の50％以下の水分量しか維持できないと言われています。これは保水に関わる角層細胞面積の小ささが原因で、水分が蒸発しやすいことが影響しています。水分が少ないということは肌の乾燥が進みやすいということです。

皮脂分泌は多い

顔にべたつきやテカリを感じたことはありませんか？その原因は皮脂の分泌量。水分とは反対に、男性の肌は女性の肌よりも皮脂の分泌量が多いと言われています。
つまり、男性の肌は脂っぽいのにカサついてて、毛穴トラブルを引き起こしやすい複雑な肌質をしているのです。ちなみに男性の肌トラブルで代表的なものが以下になります。

✔️シェービングによる肌ダメージ

ほとんどの男性が毎日シェービングをしていることでしょう。体質によっては1日2回以上剃る方もいます。シェービングは、肌の表面にある角質層を傷つけてしまう可能性があります。カミソリ負けをしやすい方はまさにこの状態です。
角質層が傷つくと肌バリアが低下し、乾燥や肌あれといった肌トラブルが生じてしまうことも。敏感肌の方に限った話ではなく、比較的肌が強い方でも起こり得ることです。

✔️皮脂腺の多さによる毛穴トラブル・ニオイ

男性の肌は女性の肌に比べて皮脂の分泌量が多く、脂っぽいのが特徴です。特におでこから鼻にかけてのTゾーンは、皮脂が分泌されやすいエリア。皮脂が多いと毛穴に汚れが溜まりやすく、ニキビや黒ずみの原因になることも。さらに、時間が経つと皮脂が酸化して脂っぽいニオイが発生してしまう場合もあります。

こういった事情から、男性こそスキンケアケアが必要なのです！

スキンケアの基本

まずは皮膚のメカニズムについて簡単に学びましょう。続けてスキンケアの基礎情報をお伝えします。

皮膚は体の中で最も大きな臓器

皮膚は体重の約16％もの重量を占めており、人体最大の臓器と言われています。人間には回復力という機能が備わっていますが、皮膚にも自然治癒力という機能があります。また古い角質層が剥がれ落ちたり、発汗や皮脂分泌などの排泄機能もあります。ただ、肌には肌自身を清潔な状態に整える「洗浄機能」がありません。

スキンケアの基本は洗浄・保水・保護

STEP1　洗浄

肌表面には酸化した皮脂や古い角質、汗やほこりなどが付着しており、これらは雑菌にとってご馳走です。雑菌が繁殖すると様々な肌トラブルを引き起こす原因となるので、毎日朝晩の1日2回、きちんと洗顔料を使って肌表面の汚れをしっかり洗い流しましょう。素肌が清潔に整うことで、この後に使用する化粧水の浸透^*もぐっと高まります。

* 角質層まで

STEP2　保水

乾燥・紫外線・雑菌などの外的刺激から肌を守り、肌を健やかな状態を保つために肌には「バリア機能」が備わっています。このバリア機能は、肌の水分と皮脂によって肌表面に形成される「保護膜」のもとで発揮されます。洗顔により保護膜も一緒に洗い流されるので、洗顔後に人工的に保護膜を作ります。まずは保水。洗顔後には必ず必要です。化粧水や美容液などを使い、肌にうるおいを与えます。

STEP3　保護

水分は時間が経つと肌から蒸発してしまうので、化粧水や美容液により保水した肌のうるおいを閉じ込めておく必要があります。油分を含んだ乳液やクリームを化粧水の後の肌に塗布することで、水分が逃げないようにフタをします。
これにより水分（化粧水）＋油分（乳液・クリーム）の保護膜が肌表面にできあがり、バリア機能が発揮されるようになります。
皮脂過剰でお悩みの方や、さっぱりした使用感がお好みの方用に、乳液やクリームのように使用できる保湿ジェルもあります。皮脂が多いとされる男性用にも保湿ジェルが販売されています。

洗顔の重要性と方法

まずはスキンケアSTEP1である、洗浄について詳しくお話いたします。

男性の肌に洗顔は必須

洗顔料を使用しない水洗顔では、肌表面や毛穴の中の皮脂汚れをしっかり洗い流すことはできません。毛穴詰まりやニキビ、テカリ、ニオイ^*を防ぐために洗顔料は欠かせません。

* 汚れによる

洗顔料の選び方

自分にぴったりな商品がわからない方は、男性の肌質に特化して開発された男性用洗顔料を選ぶのがおすすめです。もう少し自分の肌状態に合った商品を選びたい場合は、敏感肌や混合肌など、肌のタイプ別の商品や、毛穴やニキビといったお悩みに特化した商品を選ぶといいでしょう。

洗顔料には大きく2つに分けられます。

泡立つもの

よく耳にする「洗顔フォーム」とはこちらにあたります。チューブに入った洗顔フォームを「使ったことある！」という方も多いのではないでしょうか。
他にも固形の石鹸タイプ、液体のリキッドタイプ、粉末のパウダータイプなどが挙げられます。洗い上がりは比較的さっぱりしたものが多いです。

泡立たないもの

バームタイプ、オイルタイプ、ミルクタイプ、ジェルタイプなどが挙げられます。「クレンジング」と称されているものも多いですが、「W洗顔不要」と表記されているものはメイクをしていない方の「洗顔」としても活躍します。毛穴の中の頑固な皮脂汚れまでしっかり浮かせて落とせます。保湿成分や美容成分を配合されているものが多いため、毛穴詰まりによるざらつきや肌のごわつきなどが気になる方はバームタイプやオイルタイプがおすすめです。
商品によって、手も顔も「乾いた状態で使用するもの」と「濡れた状態でも使用できるもの」があります。使用前に必ずメーカーの推奨する使用方法を確認し、正しい方法で使うようにしてください。誤った方法では商品の洗浄力が正常に発揮されなくなる場合があります。

肌が喜ぶ洗顔方法

泡立つタイプをご使用の方は、洗顔料をもこもこになるまでよく泡立てたら肌の上に乗せて、泡のクッションを潰さないようにやさしく顔全体の肌表面を滑らせます。手のひらが肌に直接触れてしまう場合は、泡立ち不足か力の入れ過ぎです。ゴシゴシとこすり洗いにならないうように注意しましょう。

つい力が入ってしまう方は摩擦による肌ストレスが起こりやすくなってしまうので、バームタイプやオイルタイプがおすすめです。バームやオイルは性質上肌の上を滑るようにスルスルと心地よく伸びます。乾いた手肌で適量を顔全体になじませ、毛穴詰まりやざらつきが気になる部分は指の腹を使って丁寧にクルクルと円を描くようにやさしくなじませます。
洗顔料で汚れをしっかり浮かせたら、すすぎます。
洗顔のすすぎに最適な水の温度は32〜34度くらいが目安です。お風呂のように熱いお湯での洗顔は皮脂を必要以上に取り過ぎてしまいます。「ちょっとぬるいかな」と感じるくらいのぬるま湯がおすすめです。洗顔料のすすぎ逃しがないよう10〜15回程度を目安にはしっかりすすぎます。
額・こめかみ・もみあげなどの生え際や、目の際、顎裏など、すすぎ残しの無いように気をつけましょう。

洗顔後に顔を拭く時も、顔にタオルをゴシゴシこすりつけると摩擦になってしまうので、タオルをやさしく顔に押し当てて水気をタオルに吸水させるように拭くようにしましょう。

適切な洗顔を行うことで、肌に余計な負担をかけずにみずみずしく健やかな肌の土台^*を整えることができます。

* 角質層

化粧水の正しい使い方

次はスキンケアSTEP2である、化粧水について詳しく説明します。

化粧水の役割や選び方

肌にうるおいを与える化粧水。肌の水分量が上がることで、キメが整い、ハリやツヤが生まれます。 乾燥を防いで肌の感触もやわらかくしてくれるでしょう。うるおいに満ちた肌は本来のバリア機能を正常に発揮できるので、肌あれも起こりにくくなるでしょう。

洗顔料同様に、こちらも肌タイプ別やお悩みに合わせて選びます。自分の肌がどんなタイプかわからない方は、以下を参考にしてみてください。

しっとりタイプがおすすめ

・肌を触ると固く感じる
・目元や口元に小ジワが気になる
・頬骨あたりがカサカサし、粉を吹いたように皮がむける
・洗顔後、肌がつっぱる感じがする

さっぱりタイプがおすすめ

・小鼻の周りに皮脂がたまる
・通話した後のスマホにはベッタリ皮脂がつく
・ニキビができやすい
・夕方になると顔全体がテカテカ・ギラギラとテカっている

肌が喜ぶ使用方法

まずは商品に記載されている推奨使用量きちんと確認し、それより少ない量にならないように気をつけてください。「もったいない」という気持ちで量を抑えてしまうと、肌が欲する水分量に満たずに乾燥しやすくなってしまいます。

手でつけるかコットンを使うかは好みになります。
手でつけると摩擦を軽減できるので、肌への刺激を抑えることができます。ただ塗りムラができやすいので、目元・口元・小鼻の周りなどは指の腹などを使って意識的につけ忘れないようにしましょう。

コットンでつけると化粧水を均一に広げることができます。コットンでゴシゴシと肌をこするように塗るのは、肌にとって摩擦になるのでNGです。肌が敏感になっている時や肌あれしている時はコットンの使用を控え、手のひらでやさしく押し当てる（ハンドプレス）ように塗るのがおすすめです。

乳液・クリーム・保湿ジェルの効果と使い方

スキンケアの最後、STEP3は乳液についてのお話になります。

乳液・クリーム・保湿ジェルの保湿効果や肌への働き

化粧水の蒸発を防ぐ膜をはるだけではなく、乾燥などで硬くなった角層もやわらかくして、なめらかな肌に整えることができます。

肌質やお悩みに合わせて選ぶことが大切ですが、すぐに肌あれしたり、カミソリ負けをしやすいデリケートな肌の方は、「弱酸性」・「低刺激」・石油系合成界面活性剤や防腐剤のパラベン等を未使用とする「無添加」などの表示がある商品がおすすめです。
スキンケアは毎日行うものですから、使う時にリラックスできる好みの香りなど、肌への効果だけでなく使っていて心地のいいものを選ぶと、スキンケアの時間がより楽しみになります。

肌が喜ぶ使用方法

商品に記載されている推奨使用量を手のひらに取って人肌程度に温めてから、やさしく肌に馴染ませます。顔の下に向かってではなく、やさしく顔の中央から外側へ、顎先から頬に向かって上へ引き上げるように塗り広げてください。

時短もおまかせ。ずぼら＆忙しい男性こそDUO MEN

手軽なのに好印象な肌へ仕上げる、男性のためのスキンケアルーティンをDUO MENが提案いたします。
DUO MENのスキンケアは、洗顔したらあとのステップはさっと1本のオールインワン。つける手順の間違いや、つけ忘れなどの心配がなくなりますね。
ラインナップは4種類。
洗顔料はしっかり汚れを落として肌を清潔に洗い上げられる、頼りになる1種。
化粧水から乳液まで1本でお任せのオールインワンは、肌の状態に合わせて選べる2種。
あなどれない日焼けの原因「紫外線」をささっとひと塗りでケアしてくれる日焼け止め1種。
軽い使用感を好む方が多い男性に合わせて、心地よい使い心地を追求しました。

洗浄：
新感覚の“とろける”洗顔。洗うたび理想の肌へと導く

保水＋保護はこれひとつでOK：
化粧水と乳液の機能を兼ね備えた1本。日々忙しいメンズの時短をサポートする、選べる2種

保護（日焼け止め）：
未来の肌に差をつける先回り美容

“好印象”は、肌から生まれる

清潔感のある男性は、日常生活でもビジネスシーンでも好印象を与えることができます。
清潔感を演出するには、身だしなみを整えることが重要です。言葉遣い、所作、洋服の着こなしやヘアスタイル、そして肌。自分の魅力をしっかりと引き出すためにも、毎日のスキンケアで好印象肌を手に入れましょう！