コラーゲンと乾燥肌は関係があるの?

コラーゲンと乾燥肌は関係があるの?

コラーゲンが不足すると乾燥肌になります

お肌の乾燥は、秋や冬の寒い時期だけではなく、一年を通して悩まされる肌トラブルです。夏でもどこへ行ってもエアコンの効いた快適な空間があり、乾燥した空気にさらされたお肌はカサカサ状態という人も多いでしょう。

乾燥したお肌をお手入れもせずに、そのまま放っておくと年齢に関係なくお肌の表面には小じわがどんどん増えていきます。しまいには乾燥が原因のシワができやすいお肌になってしまいます。

乾燥肌はシワができやすく、しだいに深いシワとなり、ほうれい線へと悪化します。さらにはシミ、たるみ、くすみなどとお肌の老化をどんどん早めてしまうのです。

またお肌が乾燥すると、肌バリア機能が低下してしまい、肌荒れやニキビなどのトラブルを招きやすくなります。バリア機能が低下したお肌は保湿成分が流出しやすいため、さらに乾燥肌を進行させるという悪循環です。

こうした乾燥肌の改善には、毎日の正しいスキンケアがとても大切です。クレンジング、洗顔、保湿ケアの一連をきちんと行うことで健康なお肌へと改善します。

ただ加齢とともに乾燥肌の回復力が低下するのも事実です。乾燥肌に作用するコラーゲンを上手に取り入れて美しいお肌を取り戻しましょう。

コラーゲンで乾燥肌を改善

コラーゲンと聞くと、お肌によいというイメージがあります。多くの化粧品メーカーが、化粧品や美容液などに使用しており、またコラーゲンのサプリメントも販売されています。

美肌づくりにも健康な体づくりにもよいコラーゲンとは、いったいどんな物なのでしょう?

コラーゲンはアミノ酸が結合してできているタンパク質の一種です。人の体をつくるタンパク質の約3分の1を占めているのがコラーゲンです。肌、骨、筋肉、歯茎、目、血管、髪など全身のほとんどに存在します。

コラーゲンは網目や膜状になって細胞同士をつなぎ合わせたり、支えたりして全身の部位の強度と柔軟性を保つ働きをしています。

コラーゲンは皮膚に多く含まれています。表皮の下の真皮層の約70%がコラーゲンでできています。バネのような働きを持ち、お肌のハリと弾力性を支えています。

お肌とコラーゲンの関係

お肌とコラーゲンの関係
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から構成されています。美しいお肌を目指して日々お手入れしているのは表皮です。お肌のざらつきや乾燥した状態が目に見えて分かりやすい部分でもあります。

しかし根本から美肌を求めるのであれば、表皮の下の部分の真皮をお手入れした方がよいともいわれています。その理由は、真皮層の70%を占めているのがコラーゲンだからです。

健康的で美しいハリと潤いのある理想的なお肌はコラーゲンが生み出しているのです。逆にいえば、コラーゲンが不足するとお肌はカサカサに乾燥し、ハリと潤いのない状態になってしまうのです。

人の体に欠かせないコラーゲンですが、体内のコラーゲンの量は加齢とともに減少していきます。

コラーゲンは体内で合成されており、新陳代謝によって日々消費されています。しかし年を重ねごとに、コラーゲンが生成される量が、消費量に追いつかなくなってしまうのです。

コラーゲンが体内で生成される量は20代がピークといわれています。その後は減少し始め、40代になると20代のピーク時の約半分にまで減ってしまうといわれています。

このことからも、加齢による肌の乾燥、シワやたるみなどの老化は、このコラーゲンの減少が原因ということが分かります。

またコラーゲン量が体内で減少するのは、加齢だけが原因ではありません。紫外線や排気ガス、ストレスなども原因とされています。

とくに紫外線を受けた皮膚は、たくさんの分解酵素をつくり出します。この分解酵素はコラーゲンを分解するため、皮膚の中のコラーゲンもその影響を受けてしまいます。

紫外線対策をせずに外出するなどで日々紫外線を浴びていると、コラーゲンも分解されていくことになります。

とくに顔のお肌は露出していて紫外線を浴びやすいため、皮膚の中のコラーゲンは常にダメージを受けているのです。それが年齢を重ねていくとシワやたるみの原因となるお肌の老化を招く原因になるのです。

コラーゲンと同じく真皮に存在する美肌をつくるヒアルロン酸

コラーゲンと同じ真皮層には、ヒアルロン酸、プロテオグリカン、エラスチンが存在しています。どれも化粧品に配合されている美容成分、保湿成分などとして耳にすることが多いでしょう。

ヒアルロン酸とプロテオグリカンは皮膚の中で水分を保持する働きを持っているのが特徴です。コラーゲンは長い時間をかけて代謝するのですが、ヒアルロン酸は代謝がとても早くなっています。

エラスチンは、皮膚に弾力を与える成分です。これら真皮層にあるヒアルロン酸、プロテオグリカン、エラスチンは、コラーゲンと深く関わり相互作用しています。どれが欠けても皮膚の状態が悪化するといわれています。

毎日減少するコラーゲンを高める方法

美しいお肌には不可欠なコラーゲンですが、残念ながら加齢とともに減少していきます。その減少を補うためにも、コラーゲンを増やす方法はないのでしょうか。

コラーゲンの分子はとても大きいため、コラーゲンをお肌に直接すりこんだとしても、お肌の内側まで浸透することはないとされています。

化粧水や美容液に配合されているほとんどのコラーゲンは、お肌に浸透しやすくするためにコラーゲンを分解して低分子量化にして配合されているのです。

外側からアプローチしても、なかなか皮膚の中まで浸透しにくいコラーゲンを補うのは難しいようです。しかし毎日、お肌の中で消費されているコラーゲンを少しでも増やしたいものです。

体内のコラーゲン量を増やす方法として、コラーゲンのサプリメントやドリンクなどと一緒に、ビタミンCを摂取する方法があります。ビタミンCは、体内でコラーゲンの生成をサポートする働きを持っているからです。

コラーゲンだけを摂取するよりも、ビタミンCを合わせて摂ることで体内でのコラーゲン量は高まるでしょう。また、ビタミンCは肌老化の原因となる活性酸素を消去する抗酸化作用の働きを持っています。

ビタミンCには抗酸化作用のほかに、美白作用もあります。シミ、シワなど肌老化を防ぐためにもビタミンCを積極的に摂ることが大切です。

コラーゲンの減少を抑える対策

コラーゲンの減少を抑える対策
コラーゲンは紫外線を受けることで、日々多くのコラーゲンが分解されてしまいます。美肌のためには毎日の紫外線対策をすることが大切です。

紫外線にはUV-AとUV-Bがあります。
UV-Aは生活紫外線とも呼ばれており、曇りでも地表に到達し、窓ガラス越しに室内へも侵入します。

UV-Aはお肌の真皮まで侵入します。そのすると、真皮内にあるコラーゲンをはじめエラスチンなどにダメージを与え、お肌のハリや弾力、潤いが奪われてしまいます。

UV-Bは皮膚の表皮細胞やDNAを傷つけるなど大きなダメージを与えるエネルギーを持っているのが特徴です。日光浴で、お肌が赤く炎症を起こしたり、黒くシミになったりするのはこのUV-Bの作用によるものです。

いずれにしても紫外線を浴びることはお肌へのメリットはほとんどありません。しかし紫外線は年間を通して降り注いでいます。冬は紫外線が弱く、夏の間、8月がとくに紫外線総量は高いとされています。

毎日の紫外線対策には、日焼け止めを利用するのが最も手軽でオススメです。アウトドアや海水浴、屋外でのスポーツやレジャーのときだけでなく、普段の外出時にもしっかり日焼け止めを使うことが大切です。

日焼け止めは2〜3時間ごとにぬり直すなど、ちょっとした手間をかけるだけで紫外線からお肌をしっかり守ってくれます。汗で流れたり、時間が経つと劣化したりすることもあるので、小まめにぬり直しましょう。

日焼け止めは、使用する状況にあわせて選ぶことで、より紫外線対策が強化できます。しかし、必要以上に数値が高いと、肌への負担が大きくなるとも言われています。
日焼け止めの選び方のポイントを説明します。

・買い物などの外出、日常生活 FPS10〜20、PA+〜PA++
・屋外の運動、レジャーなど FPS20〜30、PA++〜PA+++
・マリンスポーツなど炎天下でのスポーツ FPS30〜50、PA++〜PA++++
・紫外線の多い場所、すぐに肌が赤くなる敏感肌 FPS40〜50+、PA++〜PA++++

日焼け止めのパッケージを確認して、しっかりと紫外線からお肌を守りましょう。

乾燥肌を改善する正しい保湿ケア

乾燥肌の予防には正しいクレンジング、洗顔、保湿ケアの毎日のお手入れがとても重要です。

それでもザラザラの乾燥肌になってしまった場合は、保湿ケアでしっかりと水分と潤いを与える保湿ケアを重点的に行うことで、徐々にお肌は改善されていくでしょう。

乾燥肌を改善する保湿ケアの正しい方法を説明します。

洗顔した後は時間をあけずに化粧水、美容液、乳液、クリームの順につけていきます。化粧水は手に載せて体温で温めてから使うことで、お肌への浸透力がぐんとアップします。

化粧水をつける時は、パチパチとたたくようにするとお肌の刺激になるので、両手で顔全体を優しく包み込むようにして、優しくじんわりとお肌の奥まで浸透させるようにします。

コットンを使う場合は、コットンにたっぷりと化粧水を含ませて、お肌に密着させたまま丁寧に滑らせていきます。顔の中心から外側へ、上から下へとつけていきます。

強い力でお肌をこすると、摩擦が生じてお肌に傷がついてしまいます。またコットンの繊維がお肌に残ってしまうこともあります。いずれも肌トラブルを招く原因になるので気をつけましょう。

最後に乳液とクリームを顔全体に塗って水分の蒸発を防ぎます。

(まとめ)乾燥肌を改善して肌老化を防ごう

(まとめ)乾燥肌を改善して肌老化を防ごう

1.お肌とコラーゲンの関係
2.コラーゲンと同じく真皮に存在する美肌をつくるヒアルロン酸
3.毎日減少するコラーゲンを高める方法
4.コラーゲンの減少を抑える対策
5.乾燥肌を改善する正しい保湿ケア

乾燥肌はお肌の老化を進行させる原因です。お肌のハリ、潤いを保つコラーゲンを意識した生活を見直すことが重要です。

コラーゲンの減少を少しでも抑えるためには、毎日の紫外線対策と、コラーゲン生成をサポートするビタミンCを積極的に摂ることがとても大切です。

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