年齢に合った乾燥肌対策でキレイな肌を目ざそう

年齢に合った乾燥肌対策でキレイな肌を目ざそう

スキンケアとライフスタイルを見直して加齢による乾燥を予防

スキンケアとライフスタイルを見直して加齢による乾燥を予防
今までと同じケアをしているのに最近肌の乾燥が気になる?

もしかしたら年齢のせいかも。

その乾燥肌、放置しておくとさまざまなトラブルを招くかもしれません!

年齢を重ねて気になってきた乾燥肌トラブルから美しい肌をキープするためには何を注意すればいいの?

乾燥肌の原因と乾燥肌からキレイな肌を目指すための方法をご紹介します。

毎日のスキンケアと予防策で、年齢に負けないキレイな肌を手に入れましょう!

乾燥肌とは?

乾燥肌とは、肌の水分や皮脂が不足することにより、うるおいがなくなった肌の状態でドライスキンともいわれています。

皮膚の一番外側には角質層があり、本来は細菌や紫外線、摩擦などから肌を守ったり、体内から水分などが出て行くのを防いだりする役目を果たしています。

この角質層は、ケラチンというタンパク質、セラミドなどの細胞間脂質、アミノ酸や尿素などから成る天然保湿因子などで構成され、通常は20%前後の水分を含んでいます。

さらに、皮脂膜という保護膜が角質を乾燥から守っていて、肌のうるおいや、しなやかなハリが保たれています。

ところが、肌が生まれ変わり、新しい角質層をつくりだすサイクル「ターンオーバー」が乱れ、角質層内の保湿成分が不足してしまうと乾燥肌に。

角質層の水分量が少なくなり、皮脂の分泌も少なくなって、角質層が不均一でスカスカになっている状態です。

もともと皮脂の分泌が少ない部分、頬や目、口のまわりなどが特に乾燥しやすくなります。

乾燥肌と年齢の関係

乾燥肌と年齢の関係
肌の乾燥の原因は、外部の環境によるものと、加齢による肌の変化に大きく分けられます。

赤ちゃんの肌はみずみずしいですよね!

赤ちゃんの肌の秘密は、皮膚の構造にあります。

まず、ヒアルロン酸を多く含んでいます。

ヒアルロン酸とは、細胞と細胞の間を埋めている物質で、1gで6リットルの水を抱えるくらいの高い保湿力をもっていて、サプリメントや化粧品などの成分として利用されています。

赤ちゃんの肌は、このヒアルロン酸を多く含んでいますが、年齢とともにしだいに失われていきます。

次に、肌の角質細胞間脂質で大切な保湿成分であるセラミドを多く含んでおり、水分の蒸発を防ぎ、外部刺激から肌を守っています。

赤ちゃんの肌には、セラミドが隙間なく存在するため、乾燥しにくい状態になっています。

ヒアルロン酸と同様、加齢とともに、また生活習慣などで減少していきます。

成長・加齢とともに皮膚が伸び、相対的にヒアルロン酸やセラミドなどの成分が減少します。

乾燥肌を放っておくとどうなるの?

かゆみや粉ふきといった不快な症状を感じ、化粧のノリが悪くなる乾燥肌。

そんな乾燥肌をそのまま放置すると、どのようなトラブルにつながるのでしょうか?

バリア機能の低下、皮膚炎になりやすくなる、アレルゲン物質や化学物質に対しても反応しやすくなる、かゆみの悪循環が生じるなどの肌トラブルを引き起こすこともあります。

また、乾燥した肌はターンオーバーに一時的な不調が起きるため、未熟な角質層細胞がどんどんつくられてしまい、放っておくと敏感肌になる可能性もあるのです。

乾燥肌というと、冬の寒さによる湿度の低下が原因と思うかもしれませんが、そのほかにも多くの乾燥要因が生活の中には潜んでいて、乾燥肌は冬だけでなく一年中気をつける必要があるといわれています。

季節や体調のせいだと思って放置しないで、今すぐ対策をしましょう。

バリア機能の低下による影響

バリア機能の低下による影響
乾燥した肌は、肌の水分保持力が低下した状態でうるおいを保てなくなると、肌の最も外側にある角質層がカサつくだけでなくバリア機能が低下します。

バリア機能とは角質層のことで、皮膚の中の水分が必要以上に外に出て行くことを防ぐとともに、外から細菌や刺激物などの異物が進入するのを防止する働きのことです。

このバリア機能が低下すると外部刺激に対して肌が無防備な状態になり、通常ならほんの少しの刺激でも大きな刺激となり、かゆみを引き起こします。

または、皮膚の表面から細菌が侵入しやすく、皮膚炎を引き起こすこともあります。

アレルゲン物質や化学物質に対しても、正常な皮膚では皮膚についたアレルゲン物質を殺菌してくれる成分がありますが、皮膚に炎症があると殺菌成分の産生力が低下し、過敏に反応しやすくなります。

悪化するかゆみの悪循環とは?

かゆみは大切な皮膚の感覚で、何らかの刺激により、皮膚の下を走る知覚神経の末端にヒスタミンなどのかゆみ物質が作用すると、かゆみとして脳に伝わります。

かゆみを伝達する知覚神経の末端は、正常な皮膚では表皮と真皮の境界に留まっていますが、乾燥肌では角質層近くにまで伸びています。

そのため、ちょっとした刺激にも反応し、かゆみを生じやすくなります。

肌を掻くと炎症が起こり、さらにヒスタミンが分泌されて、かゆみをさらに強めます。

掻くとしつこいかゆみから一時的に逃れることができますが、決してかゆみが収まるわけではありません。

いったん掻き始めると、そのまわりもかゆくなり、もともとかゆかった場所よりも広い範囲を掻いてしまい、肌のダメージは広がり、どんどん悪化します。

かゆみを増長させてしまい「かゆみの悪循環」を引き起こしてしまうのです。

さまざまな肌トラブルの引き金に

さまざまな肌トラブルの引き金に
肌の水分量が足りていないと、皮脂と肌の水分のバランスが崩れ、さまざまな肌トラブルにつながることもあります。

ニキビは脂性肌や過剰な皮脂分泌によってできるというイメージで、乾燥肌とは無縁のように思いがちですが、意外にも乾燥が原因でできるニキビもあります。

乾燥によってターンオーバーが乱れ、バリア機能が低下した角質層は十分なうるおいを保持できなくなります。

水分量の低下した角質層が積み重なると毛穴をふさぎやすくなり、皮脂が少なくてもニキビができてしまうこともあるのです。

乾燥による肌表面のカサつきからできる、ちりめん状や線状のしわをそのまま放っておくと、しわの数が増えてつながり、大きなしわもできやすくなります。

また、本来の機能が低下した肌は少しの刺激にも敏感になるため、この状態が長く続くことで敏感肌につながることもあります。

正しいスキンケアによる年齢肌対策

しっかりとスキンケアをしているつもりでも過剰なケアや誤ったケアをしていませんか?

今は大丈夫でも、数年後のたるみやくすみなどの肌老化につながるかもしれません。

肌老化の原因の約8割は、紫外線によるものといわれていますが、紫外線対策で予防することもできます。

また、肌は触ったぶんだけ老化が進むので、肌に化粧品を塗り込んで浸透させているつもりが、逆に手で成分を取り除いているかもしれません。

化粧品は「塗る」のではなく、顔に「のせる」ように意識してみましょう。

スキンケアで、たるみをなくすことは難しいですが、まだあまり気になっていない時期から、エイジングケアを予防的に始めるのも大切です。

まず初めはビタミンC誘導体やナイアシンなど低刺激成分のものから試して、気になる部分一部だけではなく、顔全体に塗りましょう。

1.危険な誤ったスキンケア

1.危険な誤ったスキンケア
化粧をしっかり落とすためにクレンジングを何度も使うと、実はとても刺激が強く肌に大きなダメージを与えてしまいます。

また、ゴシゴシこする洗顔は、角質層を傷付けてしまうので、洗い過ぎに注意しましょう。

また、熱いお湯は肌の保湿成分を奪うことも。

洗顔フォームを泡立てて顔に塗って放置するのもNG。

洗浄力もアップしてさっぱりできると思うかもしれませんが、洗顔フォームを顔の上でそのまま放置すると、肌の必要な油分まで奪ってしまいます。

洗い上がりがつっぱるのは、必要な皮脂まで洗い流してしまっているサインです。

洗顔後の水分補給にも注意です。

化粧水を手に出して、両手で顔をパチパチパチ強く叩くと化粧水が肌にしっかり吸収してくれそうですが、パッティングは摩擦が起きて肌を傷めてしまいます。

リンパの流れを良くするマッサージも、こすらず肌表面を指が滑らかにすべるくらい、マッサージクリームをたっぷりとつけてマッサージをするようにしましょう。

2.肌にやさしい洗顔のポイント

2.肌にやさしい洗顔のポイント
洗顔は、必ずクレンジングと洗顔料の2つを使い分けてダブル洗顔をしましょう。

私たちの肌には毎日さまざまな汚れが付着しており、それらをきちんと取り除くためには汚れの種類に合わせた洗浄料を使うことが大切です。

面倒でも、油脂成分であるメイクアイテムにはクレンジング、皮脂汚れや古い角質を取り除くには洗顔料を使いましょう。

バリア機能が弱まっている乾燥肌にとっては、クレンジング自体が刺激になるので、手早く済ますのがポイントです。

手のひらで温め肌になじみやすくし、皮脂が多いTゾーンからのせ、指の腹で中心から外へなじませます。

ぬるま湯で流して残ったベタつきは次の洗顔へ。

クレンジングでスッキリするまで洗おうとすると、乾燥肌にとっては大きな負担です。

洗顔料は、クレンジングと同様にTゾーンから泡を伸ばし、泡で包み込むようにやさしく洗います。

泡が残りやすい髪の生え際や小鼻の脇も忘れないようぬるま湯で洗い流しましょう。

3.保湿重視のスキンケアを

3.保湿重視のスキンケアを
洗顔後や入浴後、水分量はどんどん減少していくので、できるだけ早く保湿をしましょう。

洗顔によって保湿成分である天然保湿因子やセラミド等の細胞間脂質が角質層から流出しやすくなるため、洗顔後の肌は洗う前よりも乾燥しやすくなります。

洗顔後、5分程度で肌の水分量は減少し洗顔前よりも乾燥します。

さらに、保湿剤は複数のものを併用することで、保湿効果が高くなります。

清潔な手のひらに保湿剤をとり、両手に広げた後、乾燥しやすい部分からつけていき、最後は手のひら全体でやさしく顔をつつむようになじませましょう。

皮脂を気にして保湿を控える方や、油分の入った保湿化粧品を避けて化粧水のみで済ませる方もいます。

化粧水のみの保湿でも、肌は一時的にしっとりしますが、水分がすぐに蒸散してしまうため乾燥しやすくなります。

乳液やクリームなど複数の保湿剤を併用し油分を補うと、皮膚のバリア機能を補い、効果的に肌の乾燥を防ぐことができます。

年齢に負けない乾燥肌の予防策

年齢に負けない乾燥肌の予防策
年齢に負けない美しい肌のためには、肌を良い状態で長く保っていくことが大切です。

肌に影響を及ぼす様々な要因を、体の外から受ける影響である外的要因と体の中で起こる変化である内的要因に分けてみてみましょう。

外的要因には、

  • ストレス
  • 乾燥
  • 紫外線
  • アルコール
  • たばこ
  • 無理なダイエット
  • 栄養の偏り
  • 冷え
  • 睡眠不足

などがあります。

内的要因には、

  • 酸化
  • 糖化
  • 血行不良
  • 新陳代謝の乱れ
  • ホルモンバランスの乱れ

などがあります。

これらの要因からも、肌トラブルの原因には、スキンケア以外にも多くの外的要因があり、生活の中に潜んでいることがわかりますね。

肌に影響を与える外的要因を意識的にコントロールしていくためにも、自分のライフスタイルを振り返り、自分の肌がどのような外的要因から影響をうけているのかを確認してみることも大切です。

1.食事について

1.食事について
食生活はうるおい肌の基本です。不規則な食事や無理なダイエットは、肌にもさまざまな悪影響を及ぼします。

まずは、1日3食、規則正しくきちんと食べることです。

これを実践するだけでも、

  • タンパク質
  • ビタミン
  • ミネラル

のバランスが良くなり、皮膚に変化があらわれます。

食事を抜き偏食をしていれば、栄養が偏り、皮膚の元気もなくなってしまいます。

スキンケアをしても、内側からの栄養が十分でないと健康な肌は生まれないのです。

まずはビタミン類を豊富にとることが大切です。

野菜やくだものに含まれるビタミン類には肌の代謝を促進し、うるおいを保つ働きがあります。

ビタミンCはコラーゲンの生成を助けるほか、シミやしわを防ぐ抗酸化作用もあります。

皮膚は細胞からできているので肌細胞をつくるタンパク質など、肉・魚・卵なども重要です。

肌のうるおいを高めるには、ヒアルロン酸、コラーゲン、エラスチンをとりましょう。これらは鶏の手羽先などに多く含まれています。

2.睡眠について

2.睡眠について
睡眠不足は、不要な古い肌とみずみずしい新しい肌を入れ替える、肌のターンオーバーを乱します。

皮膚の細胞は睡眠中に細胞分裂を行い再生するため、十分な睡眠は健やかで美しい肌に欠かせないのです。

特に就寝からの3時間で深く眠ることで肌を回復させる成長ホルモンがたくさん分泌されることが確認されています。

成長ホルモンは細胞の分裂を促し、皮膚の再生活動を盛んにします。

眠らないと成長ホルモンは分泌されず、細胞づくりも行われません。

つまり寝ている時間に、肌は最も活発に動いているのです。

  • 就寝時に血糖が下がっている状態にするため、就寝前は食べない。
  • 眠る頃に体温が下がるようにするために、就寝1時間前に入浴する。
  • 就寝前1時間はスマホやテレビなどを避けて脳を覚醒させないようにする。

この3つについて気をつけてみましょう。

また、成長ホルモンの分泌は体内時計に影響されるため、毎日決まった時間に一定時間の睡眠をとることも大切です。

3.運動について

3.運動について
運動が人体に与える影響は、

  • 体力・筋力の向上
  • ダイエット効果
  • メンタル面の向上
  • 生活習慣の向上

などに及びます。

運動は、心身ともに健康状態を高めてくれて美肌にもつながるといわれています。

運動不足により体の代謝が悪くなると、体内に老廃物がたまって、血行が悪くなり、肌のターンオーバーが乱れやすくなります。

運動によって血行が促されると、体内の老廃物を排出し、体液のめぐりも良くなり、新しい細胞をつくるための酸素や栄養分が毛細血管を通して体の隅々まで行き渡り、肌のターンオーバーの促進につながります。

肌の弾力や美肌を保つために不可欠なコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸の生成を促すには、線維芽細胞の活性化が必要ですが、運動をすることで線維芽細胞の活性化、成長ホルモンの分泌量アップが期待できます。

朝の運動は代謝のいい状態で1日を過ごせるのでおすすめです。

夜は自律神経のバランスが崩れやすいので、軽めのストレッチやヨガをしてみましょう。

4.環境について

4.環境について
自分で対策しやすい、乾燥肌の外的要因のひとつが、部屋の湿度管理。

乾燥しやすい秋冬や、エアコンの使用時には、加湿器などで湿度をコントロールして水分補給をしましょう。

湿度が高い夏でも、密閉性の高い建物の中で一日中エアコンをつけているとお部屋は乾燥状態です。

肌にとって適切な湿度は、60%前後が目安です。

それ以下になる場合は、加湿器を使用する、部屋の中に濡らしたタオルや洗濯物を干すなど、湿度を保つ工夫をしましょう。

また、紫外線はターンオーバーを乱すことによって、肌表面に残ってしまった古い角質が、肌の保湿力を妨げ乾燥しやすくさせます。

紫外線が強くなる夏だけでなく、それ以外の季節も外出時には忘れずに対策しましょう。

窓際など日が差し込む場所では室内でも日焼けをするので、こまめなUV対策が有効です。

そして、ストレスもホルモンバランスをくずし、肌の免疫機能を低下させて、肌を乾燥させる原因になるため、ストレスを減らすことも大切です。

まとめ

1.角質層でバリア機能が働いてうるおいのある肌を保っている
2.加齢とともに肌の保水力の元となるヒアルロン酸やセラミドなどは減る
3.バリア機能の低下はさまざまな肌トラブルの元に
4.肌をやさしく洗い保湿をたっぷりとしたスキンケアを心掛ける
5.肌に影響を与える要因を意識的にコントロールする

個人差はあるものの加齢とともに、肌はより乾燥しやすくなりますが、正しいスキンケアとライフスタイルに合った対策で予防していくことは可能です。

乾燥による肌トラブルを引き起こす前に、対策をして、キレイな肌で美しく年齢を重ねていきましょう!

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