たるんだ毛穴は加齢のせい?年を重ねると毛穴は開くの?

たるんだ開き毛穴は加齢のせい?

30代からの毛穴開きは、加齢による肌のたるみが原因です。

30代からの毛穴開きは、加齢による肌のたるみが原因です。
「ここ数年、何だかぼこぼこと頬の毛穴が目立ってきた」
「縦長で大きい毛穴が目立ち、肌のキメも粗くなってしまい、素顔で人前にでられない」

30代中盤あたりから、こんな悩みはありませんか?
鼻の横、頬に縦長に毛穴がぱらぱらと目立ち始めるものです。

「以前はなかったのに、ここ数年ですっかり増えて、驚いてしまう。
若い時は、ニキビはや皮脂が悩みだったのに、いつの間にかこんなことになって、ちょっとショック…」

何だか次第に大きなっているし、隣同士がつながってスジのようになっていて、このままシワになったら…と思うと不安が募りますね。

でも大丈夫です。そんなに心配しないでください。

これはいわゆる「たるみ毛穴」ですが、改善策があります。

たるみ毛穴ができてしまうのは、年齢によるものですが、進行を食い止め、できてしまったたるみ毛穴を目立たないようにし、予防できるのです。

なぜ、たるみ毛穴ができてしまうのか、その原因を知って対策をしましょう。
年齢を重ねることは、イヤなことでも怖いことでもありません。

自分の肌を大切にお手入れして、ステキに年齢を重ねていきましょう。

たるみ毛穴と加齢の関係

たるみ毛穴と加齢の関係
たるみ毛穴の原因は「肌のたるみ」によるもので、ニキビや角栓詰まりとは原因が異なります。

肌の構造は、外側から表皮・真皮・皮下組織の3層でできています。
肌表面のハリや弾力は2番目の「真皮」が作り出しているのです。

真皮には、タンパク質の線維「コラーゲン」がはりめぐらされ、「エラスチン」がつないで丈夫に支えています。

しかし20代頃をピークにして、コラーゲンやエラスチンを生成できる量が減ってしまい、質も落ちて強度が弱いものになってきてしまうのです。

また長年浴びてきた紫外線も、コラーゲンやエラスチンの生成を妨害したり、ダメージを与えたりします。
すると、真皮の肌のハリが弱くなり、たるんできてしまいます。

肌がハリを失いたるみ、重力に逆らえず下がってくると、つられるように毛穴も下方にたれてくるのです。
これがたるみ毛穴です。
この頃にはシワも目立つようになります。

たるみ毛穴を防ぐには

たるみ毛穴は加齢による肌全体のたるみが原因ですが、決してあきらめないで対策をしていきましょう。
そのポイントは、下記の通りです。

・真皮のコラーゲンを増やして、肌の弾力をUPさせていきましょう。
そのためには、「ビタミンC誘導体」「レチノール」を含んだ化粧品がおすすめです。

・顔の筋肉ストレッチで、たるみを改善、防止しましょう。
簡単な表情筋ストレッチを続けることで、顔全体を引き上げましょう。
普段の表情もステキなものになっていきますよ。

それぞれの方法を、以下で紹介していきます。

肌の弾力UPとはどういうこと?

肌自体に弾力を出すためにはどうしたらよいのでしょう?
真皮の構造は、コラーゲンが網の目のように広がり、エラスチンがつなぐようになっています。
その間をヒアルロン酸などが、水分をたくさん抱えるようなかたちでゼリー状に埋めて満たしています。

強い線維とたくさんの水分があるときは、肌に十分なハリと弾力があり、若々しい肌にみえるでしょう。

ですから肌に弾力を取り戻すためには、良質なコラーゲンを増やせるよう働きかける成分を使うとよいのです。

真皮のコラーゲンを増やしましょう。

コラーゲンはタンパク質の一種です。
体全体のコラーゲンは70%が肌にあり、他にも体のいろいろな部分になっていて、骨・髪・血管や臓器にも存在し私たちの体を支えています。

食事やサプリメントで摂ったコラーゲンは、体の中でアミノ酸などに分解され、またコラーゲンに再合成されます。
この合成を助けるのがビタミンCです。

コラーゲンを含む食品を食べたときには、ビタミンCを含む食品を同時に摂るようにしましょう。

ビタミンC誘導体入りの化粧品を使う

化粧品でコラーゲンの生成を助ける成分には、「ビタミンC誘導体」があります。
よく聞く成分名ではないでしょうか?

もともと肌によい働きをすることで知られているビタミンCですが、本来は非常に不安定で壊れやすい成分で、肌に浸透しにくいのが難点でした。

そこでビタミンCを改造して安定させ、肌にしみ込みやすいように作られたものがビタミンC誘導体です。
肌に浸透してからは、栄養素のビタミンCと同様に、コラーゲンの生成を助けます。

またコラーゲンは紫外線を浴びることでも壊されてしまい、シワやたるみの原因となります。
ビタミンC誘導体は、コラーゲンを分解してしまう酵素の働きを防ぐ役目もあります。

コラーゲンを増やし・シワを防ぎ・美白効果や余分な皮脂を抑える働きもあり、ビタミンC誘導体はとても有能な成分だといえるでしょう。

化粧水・美容液や乳液などさまざまな化粧品に含まれています。
洗顔後の保湿に取り入れてみましょう。

さらにビタミンC誘導体は、美白作用・アンチエイジング作用・余分な皮脂分泌を防ぐ作用もあるのでおすすめです。

アスコルビルリン酸ナトリウム・アスコルビルリン酸マグネシウム・APPS・VCエチルなどの成分名で配合されているので、化粧品を選ぶ際には、成分表示の欄をみて参考にしてください。

レチノール入りの化粧品を使う

レチノール入りの化粧品を使う
レチノールもたるみ対策にピッタリの成分です。
レチノールとはビタミンAの別名です。

コラーゲンの生成を助け、皮脂の過剰な分泌を抑え、メラニン色素の排出を進めるなど、たるみや毛穴対策、美白にも効果が期待できるため、さまざまな化粧品に含まれています。

成分表示の欄には、レチノール・パルチミン酸レチノール・酢酸レチノールなどの名前になっています。

同時にセラミド・スクワラン・グリセリンなどの保湿成分が含まれている化粧品だと、より効果が見込めるでしょう。

1カ月程度、継続して使い効果をみてください。
目元や口元のハリ・小ジワが目立たなくなるなど効き目が表れてくるはずです。

レチノールの副作用としては、ターンオーバーを早めるため、人によっては肌が乾燥したり、刺激を感じたり、少し炎症を起こしたりすることがあります。
このような場合はすぐに使用を中止しましょう。
肌が敏感な人は様子をみながら使ってください。

美容クリニックや皮膚科では、レチノールより効果をあげたビタミンA誘導体のかたちになった「レチノイン酸」が用いられることがあります。

表情筋のストレッチをする

人の顔は30種類以上の表情筋からできています。

加齢により、筋肉自体が減ったり衰えたりして顔がたるむ、ということが第一ですが、加えて「動かさないこと」もたるみの原因になっているのです。

表情が乏しくなると、顔がたるんでしまうのです。
年齢を重ねるごとに、感動が少なくなってはいませんか?最近、心から喜んだり笑ったりはできていますか?

小ジワやたるみをあきらめないでください。
毎日、少しずつ表情筋のストレッチをして、しっかり動かすことで解消していきましょう。

ここでは簡単な表情筋ストレッチを紹介していきます。
いずれも目の前に鏡を置き、顔のどの部分が動いているか、見て確認しながら行いましょう。

すぐには効果が出ませんが、続けていくことで明らかに変わっていきます。
目元や口元のゆるみ、小ジワの防止にもなります。
笑顔もステキになり、小顔効果も期待できますね。

目元対策のストレッチ

指で目元に触れるときがありますが、目元の皮膚は弱く、刺激でシワになりやすいので、クリームやオイルを塗って保護してから行うようにしましょう。

くれぐれも強い力で押さえず、軽く優しく触れるようにしましょう。

・まぶた開け閉めストレッチ
1.鏡を見ながら目をパッチリ開くような感じで、眉を上に引き上げます。

2.そのまま、眉が上がった位置で、指で眉を固定します。

3.ゆっくりと、下まぶたを上げてくるようにイメージしながら目を閉じましょう。

4.今度はゆっくり目を開いていきます。これを5回繰り返します。

・目頭と目尻ストレッチ
1.両手の薬指の腹を使って、目頭を優しく押さえましょう。

2.そのまま、中指で目尻を押さえます。

3.まぶたを左右に伸ばすように、軽く引っ張ります。
これを5回繰り返しましょう。

行った後は目の周りの血行がよくなりスッキリして、パソコンやスマートフォンによる目の疲れ対策にもなります。

頬の筋肉ストレッチ

頬と口元のたるみに効果的です。
口は閉じたままになりますが、鼻でゆっくり深い呼吸を続け、息を止めることなく行いましょう。

1.唇をとがらせて、頬を口の中に吸い込むようにすぼめ、5秒キープします。

2.ゆっくり頬と唇を戻し、ゆるめます。

3.再び唇をとがらせて、次は頬を思い切り、プーとふくらませて5秒キープしましょう。

4.頬と唇を戻し、ゆるめてリラックスさせます。これを5回繰り返します。

どのストレッチも続けていけば2週間~1カ月程度で、肌の色が明るくなり、表情も生き生きとしたものになるでしょう。
数カ月たてば、笑顔美人といわれているかもしれません。

化粧品に配合されたコラーゲンの役割

コラーゲンというと、なんとなく、プルプルとしたゼラチン状のものを思い浮かべるかと思います。
しかし実際に人の真皮のあるものは強くて硬い、しっかりした線維です。

化粧水・美容液・乳液やフェイスマスクなど、さまざまな化粧品にコラーゲンが配合されています。
実際に使用している人は、しっとり潤い効果を実感できているかと思います。

実はこの場合のコラーゲンは、保湿の役割のために配合されているものです。
コラーゲンの分子はとても大きいので、肌に浸透して真皮のコラーゲンと同化するということはありません。

人の体にあるコラーゲンと、化粧品に配合されているコラーゲンは異なるのです。
なので、コラーゲン入りの化粧品を使って「肌が潤った」と感じるのは浸透したからではなく、別の理由となります。

その化粧品に含まれた、ほかの美容成分が浸透してしっかり効果がでたところに、コラーゲンでふたをする形でカバーしているためです。

肌にコラーゲンを増やそうと思ったら、食品やサプリメントで取り入れて、体の中から補う必要があります。

(まとめ)加齢による開き毛穴は、肌のたるみ対策で解消しましょう

(まとめ)加齢による開き毛穴は、肌のたるみ対策で解消しましょう

1.年齢による毛穴開きは、肌の奥から始まっている。
2.加齢によって、肌のハリ成分「コラーゲン」が減ったり劣化したりしてくる。
3.「コラーゲン」は食品で補いつつ、生成を増やす効果がある化粧品を使えばよい。
4.表情筋ストレッチをして、肌のたるみを予防する。

年齢を重ねていくと表れてくる開き毛穴は、肌のたるみに原因があります。
皮膚の中にコラーゲンを増やし、表情筋を鍛えることで、肌のハリが改善し、たるみを予防できます。

以上の対策をしてお肌の悩みを解消しましょう。
明るい笑顔で毎日イキイキと過ごしてくださいね。

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