老け顔の原因と改善方法を徹底解説

ふと鏡を見たときに「なんだか老けたかも」とドキッとしたことはありませんか。

女性であれば、いつまでも若々しく美しくありたいと願うもの。加齢による顔の変化は避けられませんが、ちょっとした工夫で老け顔を回避することも可能です。

今回は、実際の年齢よりも老けて見えてしまう原因や改善方法、老け顔にならないための予防策をご紹介します。

老けて見えてしまう理由

なぜ老けて見える?

老けて見られやすい人にはいくつかの特徴があります。あなたはいくつ当てはまりますか。当てはまる項目が多いのであれば要注意。もしかしたら実年齢よりも老けて見られているかもしれません。

シワの量

シワが多かったり、深かったりすると、周りに疲れているような印象を与えて、老け顔に見られる大きな原因になります。乾燥や紫外線により肌のハリと弾力が失われるとシワが固定化されてしまうので、しっかり紫外線対策&保湿ケアをすることが大切です。

ほうれい線

見ため年齢を大きく左右するのがほうれい線です。顔の表情筋が衰えると、脂肪の重みを支えきれなくなり、なだれを起こすように皮膚がたるんでいきます。顔の重心が下がるため、シワ以上に老け顔に見られがちです。

頬がこけている

頬がこけていると顔に立体感がなくなり、やつれて老け込んだ印象になります。頬がこける主な原因は、老化による脂肪の減少です。また、短期間で無理なダイエットをすると、顔の脂肪や筋肉が減って、頬がこけてしまいます。

くすみやクマ

目元のくすみやクマは表情を暗く見せ、顔の印象を一気に老けさせます。最も大きな原因は血行不良です。血流が滞ると肌細胞に十分な酸素と栄養が行き届かず、くすみやクマとなって現れます。ファンデーションを厚塗りして隠したくなりますが、かえって悪目立ちすることもあるので厄介です。

なぜ老け顔になるのか

なぜ老け顔になるの?

日頃の何気ない習慣が老け顔につながっている可能性があります。「最近、顔が老けたかも」と思ったら、その原因を改めて確認しておきましょう。

肌の手入れ方法が誤っている

肌のベタつきが気になって化粧水だけでスキンケアを済ませたり、肌が敏感だからといって日焼け止めを塗るのを怠ったりしていませんか。こうした間違ったお手入れを続けていると、シワやくすみ、ほうれい線などの原因になります。

特に、紫外線を浴びた肌や乾燥した肌は、バリア機能が低下して肌トラブルを起こしやすくなっているので、しっかりお手入れしたいところ。十分な保湿ケアを行い、肌をうるおいで満たしましょう。

表情筋を上手く使えていない

筋肉は年齢とともに衰えます。それは顔にある表情筋も同じことです。表情筋を使わず無表情でいる時間が長くなると、皮膚全体が重力に負けて下垂してしまい、たるみやシワの原因になります。

特に最近では、マスクで顔が隠れるからといって表情筋を使わない人が急増中。そうなると
顔の血行も悪くなり、どんよりとして疲れて見える老け顔を作ってしまいがちです。顔のストレッチをして、いきいきとした表情を取り戻しましょう。

紫外線を必要以上に浴びている

適度な紫外線は心身にプラスの効果もありますが、必要以上に浴びすぎるのはNGです。皮膚内に細胞をサビつかせる活性酸素が大量に発生し、肌のハリや弾力を保つコラーゲンやエラスチンにダメージを与えてしまいます。

また、紫外線から肌を守ろうとして、肌を黒くするメラニン色素が生成され、くすみやシミの原因になります。

日差しの弱い時期はついUV対策を怠りがちですが、油断は禁物。紫外線は1年中降り注いでいるので、年間を通してその刺激から身を守ることが不可欠です。

ストレスが多い

ストレス多い

ストレスも見ため年齢を大きく左右する要素の一つです。私たちの体はストレスを感じると、コルチゾールというホルモンを分泌して対応しようとします。このコルチゾールの生成に欠かせないのがビタミンCです。

ビタミンCはコラーゲンを作るのにも必須の栄養素ですが、ストレスが多いとコルチゾール生成に大量に消費されて不足することに。その結果、コラーゲン合成ができなくなり、シワやたるみを引き起こします。

過度なダイエット

短期間で過激なダイエットをすると、肌のハリを支えるコラーゲンや表情筋を形成するために必要なたんぱく質やビタミンなどの栄養素が摂取できません。また、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)が追いつかなくなって、たるみやシワが生じやすくなります。

老け顔になりやすい人チェック

次のような生活習慣がある人は老け顔になりやすいと考えられています。あなたはいくつ当てはまりますか。

1. 気がつくと1日何度もスマホをいじっている
2. いつも横向きの姿勢で寝ている
3. 仕事はデスクワークが中心だ
4. 甘いものをよく食べる
5. ウインクができない
6. 左右どちらかばかりで噛んでいる
7. 紫外線対策についてあまり意識していない
8. フライや唐揚げなどの揚げ物が大好き
9. 野菜はあまり食べない
10. タバコを吸っている

老け顔の改善方法

正しい肌の手入れを行う

正しい肌ケア

スキンケアに対する誤解は意外と多く、肌に良かれと思ってやっているお手入れが老け顔を生み出しているケースも少なくありません。

スキンケアの基本は、肌を清潔にし(洗浄)、うるおいを与える(保湿)ことです。肌の汚れやメイクをクレンジング・洗顔料でしっかりオフしたら、化粧水ですぐに水分を補給します。

いくら化粧水をたっぷり使ってもすぐに蒸発するので、それだけで済ませるのはNG。与えた水分が逃げないように乳液やクリームなどの油分でフタをします。最後に手で顔全体を包み込むようにハンドプレスして保湿成分をなじませていきましょう。

顔のストレッチを行う

表情筋を鍛えるストレッチで、若々しい表情を取り戻しましょう。目を大きく見開き、筋肉の動きを意識することがポイントです。
顔のストレッチ

<表情筋ストレッチ>
1. 笑顔のポーズ
鏡を見ながら口角を強く横に引いて、10秒間キープ
2. 「リ」のポーズ
口角を横に引き、「リ」と発音して10秒間キープ
3. 「フ」のポーズ
4. 口をすぼめて前に突き出し、「フ」と発音して10秒間キープ
5. 「ト」のポーズ
口をすぼめて下あごを引いて、「ト」と発音して10秒間キープ
6. 「ア」のポーズ
口を大きく開けて、「ア」と発音して10秒間キープ
7. 「プ」のポーズ
口をすぼめて前に突き出し、「プ」と発音して10秒間キープ
8. 笑顔のポーズ
9. 鏡を見ながら口角を強く横に引いて、10秒間キープ

メイク方法を変えてみる

メイク方法を変える
若々しい肌を手に入れるためには、丁寧なベース作りが欠かせません。保湿をしっかりすれば、厚塗りしなくてもツヤのある肌を手に入れることができます。

スキンケアをしたあとに、保湿力の高い化粧下地を顔の中心から外側に向けて丁寧に伸ばします。薄くムラなく塗るのがポイントです。シミやクマが気になるところは、コンシーラーでカバーしましょう。

下地のあとに、ファンデーションを薄くつけていきます。肌を明るく見せるパール感があるものがおすすめです。

眉メイクはなだらかなラインを意識して、太さを出しましょう。細いアーチや高い眉山は目と眉毛の間を引き伸ばし、間延びした印象を与えて老け顔を作る原因になります。目元は明るい色を使うと、若々しさを演出できます。

髪の毛のセットの仕方を変える

髪のセットを変える
若い頃に似合っていたからといって、ずっと同じ髪型にしていませんか。年齢ともに髪質は少しずつ変化します。女性らしいロングヘアーも、髪にコシがなくなりペッタリしていると老けた印象を与えてしまいかねません。

若々しい印象を得たい人におすすめしたいのが、ボブやミディアムです。レイヤーを施して軽く動きを出すことで、アクティブでフレッシュな雰囲気を作ることができます。髪を乾かすときに内側から温風を当てると、ナチュラルなボリューム感が出ますよ。

抗酸化物質を含む食品を摂取する

老け顔を改善するには体の内側からのケアも大切です。新陳代謝を高める栄養素を積極的に摂取しましょう。代表的なものとして、次の4つが挙げられます。

・ビタミンC
ビタミンCたっぷりフルーツ
肌にハリ・弾力をもたらすコラーゲン生成を助ける働きがあり、シミやシワを防いでくれます。キウイやブドウ、柑橘類、ブロッコリーといった野菜や果物に多く含まれています。

・オメガ3脂肪酸
オメガ3脂肪酸を含む魚
老化の原因となる活性酸素の発生を抑える働きがあるほか、血管の老化を防ぐのにも重要な役割を果たします。サバやイワシなどの青魚やアマニ油、エゴマ油などに多く含まれています。

・カロテノイド
人参・かぼちゃ
強い抗酸化作用を持ち、肌細胞が老化するのを防ぎます。また、血行を促進する働きがあり、肌の新陳代謝を活発にしてくれます。人参やカボチャなどの緑黄色野菜に多く含まれています。

・ポリフェノール
ポリフェノール
カロテノイドと同じく、抗酸化作用に優れています。メラニン色素を抑える働きもあり、シミ予防にも効果がある成分として注目されています。ブドウやカカオ、ブルーベリーなどに多く含まれています。

老け顔にならないための予防方法

バランスのとれた食事

和食
若々しい肌をキープするために、バランスのとれた食事を心がけましょう。おすすめなのが、和定食です。肌を作るたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素をまんべんなく摂取することができます。

十分な睡眠をとる

肌の新陳代謝を促す成長ホルモンは、寝ているときに最も多く分泌されます。睡眠不足が続くと、成長ホルモンがしっかり分泌されず、ターンオーバーが乱れて老け顔を招くことに。睡眠時間は7〜8時間とるのが理想です。最低でも6時間は確保しましょう。

まとめ

同じ年齢でも若く見える人もいれば、老けて見える人もいます。普段の何気ない生活習慣が両者の明暗を分けているかもしれません。

好ましくないスキンケアや食生活、過剰なストレス、過度なダイエットなどは美肌の大敵です。今回ご紹介した改善・予防策を参考にして、脱・老け顔をめざしましょう。

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