100円で対策できる!こんにゃくスポンジによる洗顔の効果とは?肌にいい理由とは?

こんにゃくスポンジで洗顔するとどんな効果がある?

こんにゃくスポンジは優しく洗顔でき、肌の潤いをキープできます

普段、顔を洗う時はどのようにしていますか?

手で洗顔料を泡立てて優しく洗う、洗顔ブラシや泡立てネットなどの洗顔グッズを使うなど、それぞれのやり方で洗顔していることと思います。

  • 蒸しタオル
  • オイル
  • はちみつ

などを使ったスペシャルケアを取り入れている人もいるでしょう。世の中にはさまざまな洗顔やスキンケアグッズが存在しています。

数ある洗顔グッズのひとつに、「こんにゃくスポンジ」があります。その名の通り、こんにゃくの繊維を使って作られた洗顔スポンジのことです。

こんにゃくスポンジは、洗顔料を使わなくてもキレイに肌の汚れを落とすことができる優秀なアイテムです。

  • 生活雑貨店
  • ドラッグストア
  • 100円ショップ

などで手に入れることができます。

ではこんにゃくスポンジは、肌にどのようなよい影響を与えるのでしょうか?

まず肌触りが優しく肌を傷つけることがありません。優しくなでるだけで古くなった角質や毛穴に詰まった角栓を取り除けます。

またこんにゃくには潤いをキープする働きを持つセラミドが含まれています。乾燥肌の対策にも使うことができそうです。

この記事では、こんにゃくスポンジについて紹介していきます。

こんにゃくが肌に与える影響とは

こんにゃくは、おでんや煮物で使われるイメージが強いのではないでしょうか?

実は、こんにゃくに含まれるある成分が肌と深く関係があるのです。

その成分とは「グルコシルセラミド」です。こんにゃくにも人の肌にも含まれる成分です。

セラミドといえば肌を構成する成分のひとつで、肌に十分なセラミドが存在すればバリア機能を正常な状態に維持できます。

しかしセラミドは加齢により減少します。そうなると肌のバリア機能が失われ、乾燥しやすくなります。

肌の潤いを保つにはセラミドを補うことがカギになります。減少したセラミドを補うためには、肌の外側からセラミドを含む化粧水や美容液を使う、体の中からはサプリメントを摂取するなどの方法があります。

バリア機能を維持するために必要なセラミドが、こんにゃくに多く含まれているのです。積極的にこんにゃくからセラミドを摂取することが、肌の調子を維持することにつながるのです。

ニキビ・毛穴・シワ…肌トラブルはこんなに…

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こんにゃくと肌の関係について解説する前に、代表的な肌トラブルについて、みていきましょう。

1.乾燥

水分が失われて潤いがなくなると、肌は乾燥してしまいます。肌は乾燥するとごわつく、皮脂を過剰に分泌するなどのトラブルに見舞われます。

肌を構成する「角質層」にセラミドがあり、乾燥から肌を守っています。顔を洗いすぎたり、ターンオーバーが乱れたりすると、セラミドが失われ保水力が衰えてしまい、乾燥を招きます。

肌の乾燥を防ぐためには、スキンケアでしっかりと保湿することが大切です。

2.毛穴

毛穴に関するトラブルに悩む人も多いものです。

毛穴トラブルの中でも多く見られるのが、皮脂や古い角質にメイク汚れなどが混ざって角栓となり、毛穴に詰まる「詰まり毛穴」です。黒ずみの原因にもつながります。

30代以降になると、「たるみ毛穴」悩む人も増えてきます。これは、加齢により肌の弾力を維持するためのコラーゲンの量が減少し、肌がたるんでしまうためです。ケアには保湿が重要になります。

3.シワ

30代以降からは、シワに悩む人も多いでしょう。乾燥が原因でできる「小ジワ」は、肌に潤いが不足しているためできてしまいます。放置するとより深く刻まれたシワとなってしまいます。

対策のポイントは、保湿をしっかり行うことです。保湿力のある化粧水、美容液、乳液などで肌を保護する、コラーゲンやセラミドを含む食物を摂って体の中からケアするなどの方法があります。

こんにゃくのココがすごい!こんにゃくの「グルコシルセラミド」

こんにゃくのココがすごい!こんにゃくの「グルコシルセラミド」
次にこんにゃくに含まれる「グルコシルセラミド」について詳しく解説します。

私たちが口にしている一般的な「こんにゃく」は、実は「こんにゃく粉」で作られたものです。

こんにゃく粉はこんにゃく芋を乾燥して粉にしたもので、おもな成分は食物繊維のグルコマンナンです。製造過程でかなりのグルコシルセラミドが失われており、含有量はあまり期待できません。

一方でグルコシルセラミドを多く含んでいるのは「生芋こんにゃく」です。

こんにゃく粉からではなく、こんにゃく芋をすりおろしてそのまま使ったもので、原材料には「こんにゃく芋」と記載されています。グルコシルセラミドをたくさん摂りたければ、生芋こんにゃくを選ぶようにしましょう。

こんにゃくを食べて体の中からトラブル対策

こんにゃくを食べて体の中からトラブル対策
身近なこんにゃくが、肌の潤いを保つ「セラミド」を多く含むとわかりました。ではいつものスキンケアにこんにゃくを取り入れるには、どのようにすればよいのでしょうか。

もっとも手軽なのは、食事に取り入れることでしょう。おでんや煮物などこんにゃくを使った料理は多くあるので、食事に取り入れること自体はそこまでハードルは高くないでしょう。

肌のバリア機能を高め、乾燥から守る働きをしてくれる「こんにゃくセラミド」の効率よい摂取の仕方を紹介します。

1.生芋こんにゃくを選ぶ

セラミドを摂取するのが目的でこんにゃくを取り入れるなら、やはり生芋こんにゃくを選ぶのがベターです。ただしこんにゃく粉から作られたこんにゃくでも、工夫によってセラミドを摂取することは可能です。

こんにゃく粉から作られたこんにゃくは、調理の際に細かく切るとよいでしょう。組織を壊すことで、すき間からグルコシルセラミドが出てきます。

またグルコシルセラミドは脂溶性であるため、油を使って調理すると、より吸収しやすくなります。

2.食べ方を工夫しよう

一口にこんにゃくを食べるといっても味に特徴があるわけではないので、ずっと食べていると残念ながら飽きてしまうこともあるでしょう。しかしこんにゃくは工夫次第でさまざまな食べ方をすることができます。

たとえば糸こんにゃくや白滝を使えば麺レシピにアレンジできます。またお肉のように焼いて、こんにゃくステーキにすることも可能です。自分なりのお気に入りアレンジを探してみるのもよいでしょう。

3.食べ過ぎない

「こんにゃくをいっぱい食べたらセラミドもたくさん取れるのでは……?」と考える人もいるでしょう。しかし食べ過ぎは禁物です。

こんにゃくは、食物繊維をたくさん含んでいます。このため摂取しすぎると腸が詰まりやすくなる可能性があります。適度な量を意識して、食事に取り入れるようにしてください。

こんにゃくスポンジで洗顔してみよう

こんにゃくスポンジで洗顔してみよう
スキンケアにこんにゃくを取り入れる方法は、食べることだけではありません。「こんにゃくスポンジ」という洗顔グッズもあります。

乾燥して硬い状態で販売されているので、水で戻して使用します。もちもちの触感が心地よいものとなっています。

こんにゃくスポンジを使うと、どのような効果が見込めるのでしょうか?まずグルコシルセラミドを含んでいるため、保湿力を保つことができます。

そして弾力あるスポンジで、洗顔料を使わなくても皮脂や角質などの肌汚れを取り除くことが可能です。

こんにゃくスポンジの使い方は、以下の通りです。

  1. スポンジは最初、硬くカチカチの状態になっています。3~5分ほど水かぬるま湯に浸して戻します。
  2. スポンジが十分水を吸い込んだら、揉んで柔らかくし、軽く絞ります。
  3. 水のみを含ませたスポンジで、優しく円を描くように、マッサージしながら顔を洗っていきます。基本的に洗顔料は必要ありませんが、洗顔料などを使ってもよいでしょう。その場合はよくもんで、しっかり泡立てるようにしてください。
  4. 顔全体を一通り洗えたら、水ですすぎます。洗顔料を使っている場合は、泡を残さないようにしっかり流してください。
  5. 顔をこすらないように、タオルで優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。その後はいつもの保湿ケアを行いましょう。

使い方自体はそこまで難しいものではないので、気軽に試してみてください。マッサージしながらの洗顔が心地よいからといって、あまり長い時間をかけないようにしましょう。

強く力を入れてこするのも控えましょう。

ココに注意!こんにゃくスポンジを使う時のポイント

ココに注意!こんにゃくスポンジを使う時のポイント
気軽に取り入れることができそうなこんにゃくスポンジですが、続けて使用するには、保管の際に注意点があります。

使用後は必ず洗って清潔にしてください。

洗い方としては

  1. こんにゃくスポンジを洗うときは数回に分けて軽く絞り水気を切ります。いきなりギュッと強く力を入れて絞るとスポンジの繊維を傷めてしまうことがあります。
  2. 洗い終えたら、干してしっかり乾かし、湿気の少ないところで乾燥した状態で置いておきましょう。
  3. または、水気を切ってタッパーに入れ冷蔵庫で保管します。

いくらスポンジといっても、こんにゃく自体は自然のものです。安易に放置してしまうと、雑菌が繁殖したり、汚れがついたりしてしまいます。

丁寧に保管しているにもかかわらず、スポンジにカビが生えてしまうことがあります。その場合は買い替えの時期なので新しいスポンジと交換してください。

こんにゃくの繊維が崩れてきたときも同様です。ポイントを押さえて、上手にこんにゃくスポンジを使っていきましょう。

(まとめ)こんにゃくスポンジで洗顔をして、美肌を保ちましょう

1.こんにゃくには、潤い成分であるグルコシルセラミドが含まれている。
2.普通のこんにゃくよりも、生芋こんにゃくの方がグルコシルセラミドを多く含んでいる
3.こんにゃくスポンジで肌をケアできる
4.こんにゃくスポンジのメンテナンスは丁寧に行う

いつものスキンケアにこんにゃくを取り入れることで、肌の潤いを保つことができます。

食事だけでなく、洗顔グッズにもこんにゃくを取り入れることができるのは非常に興味深いことですね。使い方も簡単で、リーズナブルなお値段で手に入るのもうれしいことです。

食事と洗顔グッズにこんにゃくを取り入れて、体の内側と外側からお肌をケアしましょう。

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