実は間違っているかも?肌の保湿の基本を知って乾燥シーズンを乗り切ろう

ちゃんと保湿しているつもりなのに肌の乾燥が気になる……なんてお悩みありませんか?良かれと思ってやっているそのスキンケア、もしかしたら「残念ケア」かも…。

せっかくお手入れするなら、めいっぱいの効果を引き出したいですよね?保湿ケアの基本を知って、乾燥しがちなシーズンを乗り切りましょう!

肌の保湿の基本を知りましょう

肌の保湿の基本
美肌づくりに欠かせないのが毎日の保湿ケア。まずは、その役割のおさらいをしてみましょう!

なぜ保湿が必要なのか

保湿が必要な理由

スキンケアの基本は「洗浄・保湿・UV対策」の三本柱。

わかりやすくいうと、肌を清潔にして、うるおいを与え、紫外線から肌を守ること!乾燥やニキビ、肌荒れなどのトラブルを防いで、健やかな状態を保つには、この3つが重要なんです☆
うるおいで満たされた肌は、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)によって、外からの刺激を跳ね返す「バリア機能」がしっかり働いています。

でも、乾燥が進むとバリア機能が低下して、いわばスキだらけの状態に…。紫外線、花粉、ほこりなどの刺激が皮膚の奥深くまで侵入してしまいます。乾燥って、肌トラブルの元なんですね…。

そうならないためには、肌の保湿力をキープすることがとっても大事!しっかり保湿して肌のバリア機能を高め、刺激やダメージに負けない肌を手に入れましょう♪

肌の保湿力はなぜ下がる?

健康で美しい肌は、水分と油分が混ざったうるおいの膜(皮脂膜)におおわれています。だから、皮膚の水分を一定にキープできるんです♪

だけど、バリア機能が低下した肌は、細胞の間に隙間ができて、水分が蒸発していくのを防げません。すると、肌内部の水分や油分がどんどん逃げてしまい、乾燥肌に…。

肌の保湿力が低下する原因として考えられるのは次の3つ☆
・紫外線や空気の乾燥によるダメージ
・肌のターンオーバーの乱れ
・間違ったスキンケア

紫外線は日焼けやシミなどの原因として知られていますが、実は肌のバリア機能を弱めて、肌の乾燥も引き起こします(汗)。にっくき存在ですよね…!

それに、乾燥した空気は肌から水分を奪ってしまうから要注意!秋から冬にかけての季節やエアコンの効いた室内は常に空気が乾燥しているので、気をつけましょう!

あまり知られていませんが、肌のターンオーバーは、早すぎても遅すぎてもNG。本来のバリア機能が弱まって、肌トラブルを招いちゃうんです!

間違ったお手入れでターンオーバーが乱れることもあるそうです。だけど、安心してください。正しいスキンケアを行えば、こうしたトラブルを食い止められます!

スキンケアアイテムが果たす役割とは

スキンケアアイテムの役割

保湿ケアの2大アイテムとされるのが、化粧水と乳液。それぞれの役割を見ていきましょう!

化粧水

肌に水分を与えて、毛穴やキメを整える働きがあります。また、そのあとに使うスキンケアアイテムの浸透を助けるのも化粧水の役割。

洗顔後に何もつけずにいると肌の水分が奪われて、ますます乾燥が進んじゃいますよね…。

実は、それをカバーするために、余分な皮脂が分泌されてしまいます。そんなの困っちゃいますよね…。皮脂分泌を整えるためにも化粧水はマストなアイテムなんです!

乳液

せっかく化粧水で肌に水分を与えても、油分でフタをしないとうるおいが逃げてしまいます。乳液の役割は水分の蒸発を防ぐこと!化粧水の上から乳液を使うことで、お肌の内側にうるおいをしっかりキープできますよ♪

それに、硬くなった角層(表皮の一番外側)をやわらかくほぐして、なめらかな肌へと導き、乾燥などの刺激を防ぐ働きも。頼もしいアイテムですね♪

よく見られる誤った保湿方法

NGな保湿方法

肌に良かれと思って取り入れているスキンケアが、実は乾燥を悪化させているかもしれません…。
ぜひこの機会にチェックしてみてくださいね♪

ピーリングやスクラブを用いた徹底的な洗顔

乾燥くすみや肌のごわつきが気になるからといって、ピーリング剤やスクラブなどを使った洗顔をやりすぎていませんか?

使った後はスッキリした感じがするかもしれませんが、あんまり頻繁に行うと角層が薄くなっちゃって、肌のターンオーバーが早まる可能性も…。その結果、ますます乾燥を進める悪循環…なんてこともあるんです。

乾燥や肌荒れが気になる場合は、ピーリングやスクラブなどのスペシャルケアはちょっとお休みして、肌をいたわる保湿ケアを優先しましょう!

化粧水の後にすぐ乳液を塗る

化粧水で水分を与えたあとに、乳液の油分でフタをするのは正解☆だけどその効果を最大限にするには、タイミングがとっても重要なんです!

化粧水をつけた直後はまだ水分が浸透していないので、乳液を塗るには早すぎです(汗)。肌の上で水分と油分が混ざり合ってしまい、浸透しにくくなってしまいます。

化粧水が肌になじんだのを確認してから、乳液をつけましょう!

シートマスクを長めに着用する

シートマスクは長く置いたほうがうるおい効果があると思っていませんか?残念ながらこれもNGなんです!

だんだんシートが乾燥して、逆に肌のうるおいを奪い取ってしまうことに…。

シートマスクを使用する際は、説明文に書いてある使用時間を守りましょう!シートが乾く前に外して、乳液やクリームなどを塗るのが◎。

保湿の正しい方法

正しい保湿方法

化粧水→乳液の順番で

どんなに高価な化粧品を使っても、スキンケアの順番を間違えるとその効果が半減するんだとか…。

キホンは、「油分が少ないもの」⇒「油分が多いもの」の順番で使うこと!
油分で先にフタをしてしまうと、その上からいくら化粧水をたたき込んでも浸透しなくなってしまいます。

でも、メーカーやブランドによっては順番が変わってくる場合も。使用する前に説明文をしっかり読んでくださいね♪

手でやるよりもコットンになじませて

コットンを使うよりも手を使うほうが、無駄がないし簡単だと思っていませんか?
肌のすみずみまで化粧水や乳液をまんべんなく塗りたいのなら、コットンを使うのがおすすめです♡

手でつけると、どうしてもたくさんつく部分とそうでない部分ができて、塗りムラができてしまいがち。コットンなら化粧品の成分を全体にしっかり届けられますよ!

だけど、人によってはコットンの摩擦が刺激になることも…。敏感肌さんや肌の状態が不安定になっている人は手でつけるといいですね♪

化粧水・乳液のなじませ方

化粧水・乳液のなじませ方

コットンの持ち方

まず、手のひらにコットンをのせ、化粧水や乳液をたっぷり含ませましょう!このとき、化粧品の量をケチらないこと。含ませ方が足りないと、コットンの表面が毛羽立って摩擦が起きる原因に…。化粧水なら500円玉硬貨よりやや大きめがベストです。

次にコットンの両端を人差し指と小指で挟みます。コットンを持つ手の指をそろえて、少し丸めるようにすると、顔へフィットしやすくなりますよ♪

コットンの使い方

コットンには繊維の向きがあるのを知っていますか?
横長に持つと、繊維の向きが垂直になります。この流れに沿って、なめらかにコットンを動かすのがコツ☆顔の中心から外側に向かって、ゆっくり丁寧にコットンを滑らせましょう!

乾燥肌気味の方は・・・

肌が乾燥気味の人は、基本となる化粧水と乳液のケアだけでは物足りないかも…。もっと保湿したいときはクリームをプラスしましょう♪

化粧水・乳液を使ったあと、顔全体にクリームを薄く伸ばします。目元や口元など、乾燥が気になる部分は重ね付けするのもおすすめ!

週に1回のスペシャルケアとして、フェイスパックを取り入れるのもいいですよ♪

まとめ

肌の保湿まとめ

一生懸命お手入れしているつもりでも、実は間違ったやり方で肌にダメージを与えている…そんな人は案外多いようです。

なんだか肌が乾燥するなぁと感じたら、いつもの保湿ケアを見直してみましょう!

保湿の基本を知れば、乾燥しがちな季節も怖くありません!正しいスキンケアをして、内側からうるおいを感じる“ぷるるん肌”を育てましょう♪

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