角栓を引っ張るとどうなるの?

角栓を引っ張るとどうなるの?

無理に角栓を引き抜くと、毛穴を傷つけてしまいます

無理に角栓を引き抜くと、毛穴を傷つけてしまいます
女性を悩ます「いちご鼻」。
若い頃から気になっている方もいるかもしれませんが、年齢を重ねるにつれ切実な問題になります。
毛穴詰まりや黒ずみには、多くの女性が悩んでいるはずです。

メイク下地やコンシーラーを使って隠している人もいるでしょう。でも夕方になるとメイクが崩れてきてしまいます。

肌トラブルの中でも多くの方が悩んでいる、いちご鼻のブツブツは「角栓」といいます。
鏡で見ていて、ついつい自分で取って見ようと試したことはありませんか。

しかし毛穴に詰まった角栓を手で押し出したり、ピンセットで無理やり引っ張ったりすることは、かえって肌にダメージを与えてしまうのです。

市販されているはがすタイプのパックでお手入れしても毛穴詰まりが残り、そしてまたすぐに角栓ができてしまうことでしょう。

このように無理やり引っ張る、押し出して取るなどの方法はオススメできません。肌にとって非常に負担になるからです。

頑張ってケアをしているのになかなか改善しないというのは、お手入れ方法が間違っているのかもしれません。
ここで肌のことを考えながら、自分のスキンケアを見直してみましょう。

角栓を引っ張るとどうなるの?

角栓を引っ張るとどうなるの?
角栓を無理やり引っ張って取り除くととどうなるのでしょうか。

例えば、はがすタイプの毛穴パックについてみてみましょう。

毛穴に詰まった角栓をシートに貼りつけ、はがすことで取り除くものです。そのためシートはもともと強い粘着力を持っています。

シートの多くの部分が皮膚に接するので、毛穴の周りの肌表面の角質、本来必要な皮脂、潤いまで一緒にはがされてしまいます。

また、引っ張る力が加わることで肌に負担がかかります。色素沈着を起こし、シミやシワの原因となるのです。
爪やピンセットを使用することでも同様です。

角栓を取って、一時的に肌がきれいになったとしても、後々、シミや他の肌トラブルを引き起こしてしまったたら、元も子もありません。

本当にきれいな肌を手に入れたいのであれば、今ある角栓を取り除くことだけでなく、これからも毛穴に角栓が詰まらないように予防することが大切なのです。

角栓が詰まる原因とは

毛穴には皮脂腺の出口があり、皮脂は毛穴を通して肌に分泌されています。

テカリやべたつきの原因ともなり敬遠される皮脂ですが、本来は人の体を守るという大切な役割があります。
肌に分泌された皮脂は汗と混ざってクリームのように広がり、肌にバリアを張っています。

皮脂の膜を張ることで体の内部から水分の蒸発を防ぐことができます。また、肌自体に強度が生まれて外側からの乾燥、紫外線、圧迫、細菌の侵入などから身を守る機能があります。

毛穴も肌の一部なので、毛穴の中でも同じようにバリアが必要です。
毛穴の中で皮脂と角質の破片が混ざりあい、小さな若い角栓として毛穴の中でバリア機能を果たしています。

通常の新陳代謝の中では、毛穴の中にできる角栓は初期の小さいもののうちに、時期が来て自然に排出されていきます。
毛穴をふさぐほどの大きな角栓になることはありません。

ではなぜ毛穴の中で角栓が大きくなって、目立ってきてしまうのでしょうか。

それは新陳代謝がうまくいかず、最初は小さな角栓だったものが毛穴に詰まったまま、ずっととどまるためです。そこにさらに皮脂や角質、ホコリや産毛などが積み重なって、角栓が大きくなってしまうのです。

時間が経った角栓は、空気に触れることで酸化して黒く変色しています。また、次第に硬くなっていき毛穴から抜け辛くなってきます。

こうして毛穴の状態が悪化して、ひどく目立つようになっていくのです。

肌の生まれ変わりの仕組み、ターンオーバーとは

ターンオーバーとは肌の生まれ変わる仕組みのことです。

肌は、外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立っています。
一番外側である表皮はまた、外側から順に「角質層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」となっています。

基底層で生まれた細胞が成長しながら角質層まで押し上げられていき、最後に垢となり自然にはがれ落ちる仕組みです。これをターンオーバーといいます。

周期は20代で28日、年齢により周期が遅くなって60代ではおよそ90日といわれています。また部位によっても周期は異なるようです。

周期が早ければよい、遅ければよいという問題ではなく、その人なりの周期に合ったペースで、細胞の生産と入れ替わりがうまく機能していないと肌にとって悪影響となります。

古い角質がずっと肌表面にとどまってくすみの原因となったり、逆に皮膚が薄く弱くなったりということが、肌トラブルにつながるのです。

ターンオーバーがうまく機能しない理由

ターンオーバーがうまく機能しない理由
ターンオーバーが正常に機能しない原因は、様々なことが考えられます。

1.間違ったスキンケア
クレンジング自体が不十分である、洗顔の際にすすぎがきちんとできていないなど、気づかないうちに肌の汚れが放置され、蓄積しているのかもしれません。

また、反対に洗い過ぎるのもよくありません。これも無理に角質をはがしていることになり、ターンオーバーを早めてしまいます。

2.紫外線
紫外線の刺激は、肌の細胞を壊し、新しく生成する働きを阻害します。そのために肌のバリア機能を低下して、紫外線のダメージを受けるという悪循環に陥ります。

3.睡眠不足
肌は、夜寝ている間に分泌される成長ホルモンによって作られています。睡眠不足が続くとその働きが低下してしまいます。毎日、良質な睡眠を十分な時間とるようにしましょう。

3.食生活の乱れ、栄養不足、過度の飲酒
化粧品などでビタミンを外から補うだけでは不十分です。食事の時に体内から肌に必要な栄養素を取り入れることも大切です。

飲酒は、体内でアルコールの分解をするのに多くのビタミンと水分を必要とするため、ビタミン不足や水分不足が起こります。
また、飲酒により睡眠が浅くなるので、睡眠中に肌を生産する能力が低下します。

4.ストレス、喫煙、冷え
毛細血管は全身に酸素や栄養を送り届けています。しかし、これらは血行を悪くする原因です。せっかく食事で栄養を取り入れても肌へも十分に行き渡りません。

また、喫煙すると体内のビタミンCが奪われます。ビタミンCはコラーゲンを生成するのに必要な栄養素なので、肌の保水力が失われてしまうのです。

角栓を無理やり取ってはいけない理由とは

角質層には2つの大きな役割があります。

まず、角質層には肌に水を保持するための「水分保持機能」を持っています。
2つ目は肌を外部の刺激から守る「バリア機能」です。皮脂や角質によって外部の刺激や細菌から肌を守る働きがあるのです。

はがす毛穴パック、指先やピンなどを使って角栓を無理やりはがすと、肌は突然に無防備な環境になります。
すると肌を守るために、皮脂が分泌されます。急な肌の乾燥により、角質が不完全な形ではがれます。

するとこの皮脂と角質が混ざって、毛穴に大きな角栓ができてしまいます。

このような理由から毛穴から角栓を無理やり引き抜くと、むしろ新しい角栓ができて、毛穴詰まりが悪化することになります。

角栓を無理やり取り除いてもあまりよい結果とはなりません。
それどころか、肌を傷つけ刺激によって色素沈着やシミの原因にもなるので行わないようにしましょう。

無理に角栓を取り除くのではなく、理想はターンオーバーにより自然に排出されることです。十分に肌に水分が行き渡った状態ならば、正常なターンオーバーが行われ、自然に角栓は排出されるのです。

皮脂の分泌を抑えることも重要です

スキンケアを見直しても、改善しない場合は他にも理由があるかもしれません。

ファストフード、フライドポテトやから揚げなどの揚げ物などを好んで食べていませんか?
甘いお菓子などの間食が多かったり、外食を続けていたりしませんか?

脂質や糖質が多い食生活を続けていると、皮脂が多く分泌されるようになってしまいます。
肉、魚、野菜や果物など、さまざまな種類の食品を意識して食べるようにして、バランスがよい食生活を送るようにしましょう。

もともと体質的に皮脂の多い人もいます。その場合はオイリー肌用のスキンケアアイテムを使用してみましょう。

角栓を取り除きたいときのオススメのセルフケア

角栓を無理出すのはNGですが、自宅で少しずつ、ソフトなケアを継続して行っていきたいというときの方法があります。

1.蒸しタオルで行うスペシャルクレンジング

蒸しタオルを作ります。フェイスタオルやハンドタオルを水にぬらし軽く絞ります。
500~600Wの電子レンジで、まずは30秒くらいから、様子を見ながら追加で加熱していきます。

タオルが温まったらヤケドしない温度かどうか確かめて、タオルを顔に載せて3分ほど置きます。タオルの温度と蒸気が行き渡り、次第に毛穴が開いてきます。

顔が温まって血行がよくなったのを感じたら、いつもと同じ要領でクレンジングを行います。
クレンジングが終わったら、洗顔、スキンケアと順に行い、最後はしっかりと保湿をしましょう。

2.ピーリングで硬くなった角質を取り除く
さまざまなピーリング商品がありますが、オススメはジェルや石けんなどで優しく洗い流すものです。

ピーリング後は肌がいつもより薄くなっています。水分保持力が弱くなっているので、保湿ケアは入念に行います。
ピーリングをすると肌が過敏になるので、このあとメイクの必要がないように夜や休日に行いましょう。

どちらも週に1~2回のスペシャルケアとして取り入れていくと、次第に角栓が解消されていきます。

(まとめ)角栓を引っ張ると、肌が傷ついてしまうので行わないようにしましょう

(まとめ)角栓を引っ張ると、肌が傷ついてしまうので行わないようにしましょう

1.角栓を引っ張るのはNG
2.角栓対策はターンオーバーを正常に促すこと
3.皮脂の過剰な分泌を抑えることも重要

角栓は引っ張って取り除くものではなく、本来はターンオーバーにより自然と消滅するものです。

正しいスキンケアを行い、良質な睡眠を意識し、皮脂の分泌を抑えるバランスの良い食事をとることができれば次第にターンオーバーが整います。すると角栓が目立たなくなってきますよ。

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