毛穴の奥の黒ずみをキレイにしたい!原因別の対処法とは?

毛穴の奥の黒ずみをキレイにできる?

毛穴の奥の黒ずみは、原因別に対処すると効果的です

毛穴の奥が黒くなってしまう原因として、毛穴に詰まった角栓・産毛の色素・毛穴付近の色素沈着という3つが考えられます。

中でももっとも多いのが角栓の詰まりです。

毛穴には皮脂を分泌する皮脂腺があり、紫外線や外気から肌を守るために皮脂が分泌されます。

なんらかの原因により皮脂が過剰に分泌されると詰まりやすくなるのです。

さらに古い皮膚やメイク汚れなどが混ざり合って角栓ができ、空気によって酸化してしまうと黒い角栓になってしまいます。

産毛が原因の黒ずみもあります。

よく見るとふわふわと産毛が生えていませんか?
産毛が集まったり、濃くなったりしていると毛穴が黒く目立ってしまうことがあります。

また毛穴の皮脂汚れが紫外線によって酸化することで色素を沈着して黒くなってしまうこともあります。

酸化により、毛穴の周囲に活性酸素が発生してメラニン色素が増えてしまうのです。

鼻の頭は皮脂の分泌が活発なために色素沈着をしやすく、ターンオーバーの乱れがあるとメラニン色素を排出できずに、毛穴のまわりが黒ずんで見えてしまいます。

このように毛穴の黒ずみにはさまざまな原因があり、それぞれ解消方法が異なるので注意が必要です。

そもそも毛穴にはどんな役割があるの?

そもそも毛穴にはどんな役割があるの?
まず挙げられる毛穴の役割としては、汗や皮脂によって老廃物を排出する役割があります。

また体温調節の役割も担っています。

寒い時は毛穴を締めて外へ体温が放出してしまうのを防ぎ、逆に暑いときは開いて汗を蒸発させて熱を外へ逃がしてくれるのです。

また空気中の細菌やウィルス、紫外線などから肌を守る役割もあります。

毛穴から分泌される皮脂が膜を張って、体内に入らないように守ってくれているのです。

シミやくすみの原因になるメラニンは、紫外線が毛穴の奥に進入することで生成されるのですが、しかし毛穴にメラニンが無ければ、より多くの紫外線が肌の奥深くまで届くことになってしまいます。

このように、毛穴には私たちにとってなくてはならない大切な役割がたくさんあります。

毛穴の役割を理解してうまく付き合いながら、キレイに保つことで黒ずみを解消していくようにしましょう。

角栓が原因の黒ずみケア

(1)基本の洗顔

洗顔方法のポイントを押さえることで、肌の乾燥を防ぎ、角栓のもとになる古い角質を洗い落としやすくなります。

毎日の洗顔でほんの少しプラスするだけなので、続けるようにしましょう。

まずは洗顔の前に毛穴を広げ、角栓などの汚れを洗い流しやすくするために、蒸しタオルを使うことをおすすめします。

蒸しタオルは、タオルを水でぬらして絞り、電子レンジ500~600Wで30秒~1分くらい温めたものを用意します。

これをやけどしないように少し冷まして、2~3分間、顔に載せてください。
その後に洗顔をすると、何もしないより、汚れ落ちがずいぶん変わってきます。

また泡立てネットなどを使って洗顔料をしっかり泡立てることも大事なポイントです。

泡を優しく肌に乗せて、手で肌をこすらず、泡を転がすように洗うことを意識しましょう。
こすると摩擦により肌が乾燥してしまい、角栓ができやすくなってしまうので注意が必要です。

それから泡をすすぐときはぬるま湯を使うようにしましょう。
30~32度くらいのぬるま湯でこすらないように洗い流すことが大切です。

そして保湿も大切です。
洗顔をしてからそのまま放置してしまうと、肌の表面にある水分がどんどん失われて乾燥します。

洗顔後は、すぐに化粧水や美容液を使って肌にうるおいを与えるようにしましょう。

(2)オイルマッサージ

オイルマッサージも黒ずみケアに効果が期待できます。
オイルで肌を柔らかくすることで、汚れが浮きやすい状態になるからです。

オイルはベビーオイルかオリーブオイル(エクストラバージンオイル)を用意します。

1.オイルを手に取り、人肌くらいに温まるのを待ちます。

こうすることで肌になじみやすくなるのです。
オイルの量は、500円玉くらいの大きさが目安です。

2.黒ずみが気になる部分にオイルを塗って1分くらい置き、オイルをなじませます。

少し置いておくと古い角質や皮脂などの汚れが浮きやすい状態になります。

3.くるくると円を描くようにして、下から上に向かってマッサージをしましょう。
力が入り過ぎないように薬指や小指の腹を使うこと。

1~2分程度マッサージをして、指に細かい汚れがつくようになったら終了です。

4.コットンかティッシュで軽く押さえるようにしてオイルをふき取ります。
ふき取るときに、強くこすらないようにしましょう。

5.ふき取ってから、泡立てた洗顔料で顔を洗って残ったオイルを流しましょう。
すすぎはぬるま湯を使います。

オイルが残ってしまうと肌への負担となってしまうので、しっかり流すようにしてください。

(3)オリーブオイルと綿棒のケア

もうひとつ、オリーブオイル(エクストラバージンオイル)を使ったケアの方法をご紹介します。

今度は綿棒も合わせて使います。

1.メイクをオフしたら、蒸しタオルなどで毛穴を開かせましょう。
体が温まっている入浴後に行うのも効果的です。

2.綿棒にたっぷりオリーブオイルを染み込ませます。

3.2の綿棒で、角栓が気になる部分を優しくなでるようにマッサージします。

こすったりしないで、横に倒した綿棒をくるくる回すようにしてマッサージをしてください。

なかなか取れない角栓があるときは、オリーブオイルを染み込ませた綿棒を2本用意して、角栓を挟み込んで押し出します。

力は加え過ぎないように優しく行うようにしましょう。

4.オリーブオイルで優しくマッサージをしたら、オイルをきちんと落としてください。

洗顔料をたっぷり泡立てて、包み込むようにして洗いましょう。

5.洗顔後は、冷たい水ですすぐのがポイント。

角栓が取れた毛穴は広がったままなので、冷たい水で毛穴を引き締めます。
その後、清潔なタオルで優しく押さえるように水分をとります。

6.収れん化粧水などで毛穴を引き締めてから、化粧水やクリームなどで保湿ケアをして完了です。

(4)皮膚用軟膏を使ったケア

皮膚用軟膏軟膏を使ってパックする黒ずみケアをご紹介します。
皮膚用軟膏軟膏は、高い殺菌・抗菌作用があり、皮膚に対する刺激が少ないので黒ずみケアには最適です。

1.蒸しタオルを顔にあてるか、ぬるま湯の洗顔で毛穴を広げます。

2.皮膚用軟膏軟膏を清潔な手に取って、黒ずみが気になる部分に、肌が隠れるくらい厚く塗ったら、10分くらい置いてください。

3.10分くらい経ったらぬるま湯で洗い流します。
皮膚用軟膏軟膏の油分が肌に残らないようにしっかり流すようにすること。

4.洗顔料をしっかりと泡立てて洗顔をします。

洗顔をしたら、すばやく毛穴を引き締めることを忘れずに。あらかじめ冷やしておいたタオルで顔を優しく押さえるのもいいでしょう。

最後は化粧水をよく浸透させて、普段通りの保湿ケアをして完了です。

皮膚用軟膏パックは、お風呂でもできます。

お風呂で行う場合は、パックの部分をラップでおおって湯船につかりましょう。
10分ほど経ったらパックを洗い流して洗顔をします。あとは同様のケアをして完了です。

皮膚用軟膏パックは本当によく毛穴が開くため、やりすぎると逆効果になってしまうので、1週間に1回くらいにしましょう。
また肌に合わないと感じたら中止するようにしてください。

メラニンが原因の黒ずみケア

メラニンが原因の黒ずみケア
メラニン色素の沈着を改善させるためには、美白効果のある成分が配合された化粧水や美容液を活用しましょう。

とくにアルブチンやビタミンC誘導体・プラセンタといった美白成分がおすすめです。

アルブチンは、メラニンを生成する酵素に作用して、シミができにくくする働きがあります。

またビタミンC誘導体はメラニンの生成を阻害してシミを分解しつつ、抗酸化作用や炎症抑制作用もあるのです。

さらにプラセンタエキスはメラニンの生成をおさえ、新陳代謝を高めてターンオーバーを促進します。

それから生活習慣の改善も有効です。
色素沈着の原因である過剰に生成されたメラニンを体外へ排出するためには、ターンオーバーを正常化させることが大切です。

質のよい睡眠を取る、軽い運動やストレッチを取り入れる、湯船にゆっくりつかるといった、少しの努力で変えられる程度の生活改善で、代謝を高めていきましょう。

そしてもちろん、日焼け止めや日傘で紫外線から肌を守り、メラニンを生成しないようにすることも大事です。

黒ずみが多いTゾーンは皮脂腺が多くて日焼け止めが流れやすいので、こまめに塗りなおすようにしましょう。

紫外線は一年中降りそそいでいるので、秋・冬でも油断せず、しっかり対策をしましょう。

産毛が原因の黒ずみケア

産毛による黒ずみは、剃ることで改善される可能性があります。
自分で剃るときは、I字のカミソリなどでお手入れをしましょう。

ただし、自分で行う場合はそり残しや傷をつけてしまう心配もあります。

レディースシェービングの専門店や脱毛サロンなどで、しっかりと処理をしてもらうのがおすすめです。

間違った毛穴のケアは悪化させる原因に

黒ずみケアで避けたいのは、角栓をムリに取ることです。
鏡で黒ずみを見つけたら、指で押し出して取ってしまいたくなりますが、ムリに押し出してしまうと肌を傷つけてしまいます。

さらに強い刺激が加えられることによって皮膚が厚くなってしまい、毛穴が閉じにくくなってしまうのです。

毛穴パックの使い方にも注意が必要になります。毛穴の角栓を取るパックには、はがすタイプと洗い流すタイプがあります。

前者は吸着性がとても高いので、角栓の根元から取り除くことができる一方で、本来は必要な肌の角質や油分なども一緒に取り去ってしまうのです。

後者は、主に土を原料にしたクレイパックです。

はがすタイプのパックよりも肌への負担は少ないのですが、洗浄力が非常に高いので、必要な水分や油分も一緒に洗い流してしまうこともあります。

どちらも使用頻度とパック後のケアに十分に注意しないと、毛穴ケアには逆効果になってしまいます。
使用方法と頻度を良く守り、保湿もしっかりしましょう。

(まとめ)毛穴の奥の黒ずみは、正しい洗顔と保湿でスッキリ解消

(まとめ)毛穴の奥の黒ずみは、正しい洗顔と保湿でスッキリ解消

1.毛穴の黒ずみの主な原因は角栓の詰まりによるもの
2.毎日の正しい洗顔にケアにスペシャルケアをプラスする
3.角栓をオフした後はしっかりした保湿をしないと逆効果

毛穴の奥の黒ずみの原因は3つあり、中でも角栓が詰まることが原因というのがもっとも多いことがわかりました。

詰まってしまった毛穴も、根気よくさまざまなケアをしましょう。
きっと少しずつ角栓が取れてツルツルなめらか毛穴が取り戻せますよ。

最後に大事なのは、丁寧な保湿です。
ケアのために広げた毛穴は必ずキュッと引き締めましょう。

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