クレンジングが乾燥肌の原因になってしまう?

クレンジングが乾燥肌の原因になってしまう?

間違ったクレンジングを行うと、乾燥肌の原因になります

間違ったクレンジングを行うと、乾燥肌の原因になります
空気が乾燥している秋や冬だけでなく、一年中お肌がカサカサ粉を吹いたように荒れている乾燥肌は多くの人が悩んでいるトラブルです。

季節を問わず生じる乾燥肌の原因は、間違ったスキンケア、洗浄力の強い洗顔料やクレンジング剤などの使用で、お肌に必要な皮脂や潤いまで流してしまうからです。

毎日のスキンケアの中でも、メイクを落とすクレンジングは最もお肌に負担のかかる工程といわれています。その理由は、クレンジング剤に配合されている成分が、お肌に強い刺激となるからです。

これまで何となくクレンジング剤を選んでいた人も多いかと思います。しかし、クレンジング剤の選び方ひとつで乾燥肌を悪化させることも、改善することもあるのです。

乾燥肌を改善するためには、これ以上悪化させないようにお肌にあったクレンジング剤を選び、正しい方法でクレンジングをすることが重要です。

正しいクレンジング方法でしっかりメイクがオフできれば、洗顔後の保湿ケアで使う化粧水や美容液の成分がお肌の奥まで浸透し、乾燥肌の改善へと導いてくれます。

今回は乾燥肌の原因、クレンジング剤の選び方や正しいクレンジング方法を説明していきます。

正しいクレンジングで乾燥肌を改善しよう

クレンジングの方法が間違っていれば、お肌はあっという間に乾燥してしまいます。乾燥肌を招くNGなクレンジングを挙げてみました。自己流クレンジングをチェックしてみましょう。

1.洗浄力の強いクレンジング剤を使っている。

オイルタイプや拭き取るシートタイプは手軽ですが、その分、お肌には大きな負担になります。

2.クレンジングをする際に、ゴシゴシとお肌を強くこすっている。

強い力でお肌をこすると皮膚表面の角質層がはがれてしまい、お肌のバリア機能が壊れてしまいます。その結果、お肌の水分が蒸発して乾燥肌を招きます。

3.時間をかけてクレンジングをしている。

クレンジング剤にはお肌の刺激となる成分が入っています。クレンジング剤をお肌に長時間載せているだけで、潤いが失われていきます。

4.すすぎに熱いお湯を使っている。

クレンジングを流す時は、ぬるま湯を使いましょう。熱いお湯はお肌に必要な皮脂を流してしまい、乾燥肌の原因になります。

お肌の潤いとは

お肌の潤いとは
お肌が乾燥するというのは、皮膚の最も表面にある角質層が乱れている状態をいいます。お肌の水分が減って、水分と油分のバランスがとれていないのです。

そもそもお肌には保湿成分をつくる力が備わっています。
皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織の3層から成ります。さらに表皮は①角質層、②顆粒層(かりゅうそう)、③有棘層(ゆうきょくそう)、④基底層の4層に分かれています。

表皮の一番外側の角質層の働きによって、お肌の潤いが保たれているのです。

角質層内には、体内の水分蒸発を防ぎ、水分を保持する役割を持つ細胞間脂質や天然保湿因子(NMF)が存在します。

皮脂腺から分泌された皮脂と汗腺から分泌された汗が混ざりあった皮脂膜は、皮膚の表面にクリームのように広がって外部からの異物混入や水分の蒸発を防ぐ働きをしています。

細胞間脂質、天然保湿因子、皮脂膜の働きをお肌のバリア機能といいます。これらの働きによって、皮膚は常に水分を維持し、潤いをキープできるのです。

しかし間違ったスキンケアによって、お肌に存在するこれらの天然保湿成分がなくなったり、生成が低下してしまったりすることで、お肌のバリア機能が弱まってしまいます。

その結果、お肌は乾燥や肌荒れなどさまざまなトラブルを生じてしまうのです。お肌の乾燥を防ぐためには、肌本来の保湿成分を守りながらスキンケアを行うことが重要です。

そのためにも正しいクレンジング方法を身につけましょう!

お肌の負担になるクレンジングの成分とは

メイクアイテムは油性成分が原料のため、水やお湯だけでは除去できません。しっかり落とすためには、油分と水分とをあわせて取り除く成分が必要です。

そのためクレンジング剤には界面活性剤が配合されています。
界面活性剤自体はしっかりと洗い流すことで、ほとんどお肌には残りません。

界面活性剤のうち洗浄力が強いのが、化学的に合成して作られた合成界面活性剤です。メイク汚れをサッと落とす力はありますがその分、お肌への負担は大きくなります。

合成界面活性剤はメイクの油分だけではなく、角質層にある角質細胞や細胞間脂質のセラミドなども洗い流してしまうといわれています。角質層内の保湿成分を失うとお肌のバリア機能は低下し、あっという間に乾燥して肌荒れなどさまざまなトラブルを起こしてしまいます。

乾燥肌、敏感肌、もともとお肌が弱いという人も、クレンジング剤を選ぶ際には合成界面活性剤が配合されていない、もしくは配合量が少ないものを選ぶことが健康なお肌を取り戻す重要なポイントです!

ただ、合成界面活性剤にはたくさんの種類があります。その一部を紹介します。

クレンジング剤を選ぶ時の参考にしてみてください。

  • キシレンスルホン酸アンモニウム
  • コカミドプロピルベタイン
  • ココイルグリシンナトリウム
  • ジステアリン酸グリコール
  • ステアリン酸グリコール
  • ステアリン酸グリセリル
  • ステアリン酸PEG-150
  • スルホン酸ナトリウム
  • パレス-3硫酸アンモニウム
  • パレス-3硫酸ナトリウム
  • ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸塩
  • マルチトールヒドロキシアルキル(C12,14)
  • ラウリルグリコール酢酸ナトリウム
  • ラウリル硫酸アンモニウム
  • ラウレス硫酸ナトリウム
  • ラウロイルグルタミン酸ナトリウム

などがあります。
合成界面活性剤が配合されているとメイクは手早く落とせるので使いやすいのですが、気をつけないとお肌へのダメージが大きくなるのです。

乾燥肌にオススメのクレンジング剤とは

乾燥肌にオススメのクレンジング剤とは
乾燥肌にオススメのクレンジング剤は、クリームタイプです。クレンジング剤の中でも合成界面活性剤の配合量が少ないといわれています。適度な油分を含んでいるので肌摩擦も起きにくく、お肌への負担も少ないです。

ナチュラルメイクであれば、クリームクレンジングで十分にメイクが落とせます。クレンジング力に物足りなさを感じる場合は、目元、口元のポイントメイクを専用のリムーバで落としておくとよいでしょう。

逆に乾燥肌の方が避けたいクレンジング剤は、オイルタイプです。素早く手軽にメイクを落とせるので使っている人も多いかと思います。オイルタイプは合成界面活性剤の量が多く、お肌への負担はかなり大きくなります。

メイクを拭き取って落とすシートタイプも手軽な分、合成界面活性剤の配合量は多く、乾燥肌の人には向いていません。また、拭き取る際に肌摩擦が生じるため、お肌の刺激となります。

乾燥肌を改善する正しいクレンジング方法

乾燥肌を悪化させないためにも、クレンジングは正しいやり方で行いましょう。メイクは長い時間お肌に載せているとお肌へのダメージになります。帰宅したらすぐにメイクを落として、清潔なお肌に戻しましょう。

ではクリームタイプのクレンジング剤を使った正しいクレンジング方法を説明します。

1.クレンジングを行う前に、しっかりと手を洗い清潔にしておきます。

2.乾いた手にクレンジング剤を適量取ります。

3.皮脂量の多いTゾーンの額、鼻周り、顎からクレンジング剤を載せていきます。メイクとなじませるように指の腹を使ってクルクルと優しく伸ばしていきます。

次に両方の頬、最後に皮膚の薄い目元、口元にクレンジング剤を載せてメイクとなじませます。

4.クルクルとクレンジング剤をメイクとなじませていると、ふっと指が軽くなる時があります。それを合図に、ぬるま湯で洗い流します。高温のお湯はお肌に必要な皮脂まで流してしまので要注意です。

クレンジングにかける時間の目安は約1分です。クレンジング剤をお肌に載せている時間が長いほど、お肌へのダメージが大きくなります。

クレンジング後は、洗顔料でしっかりと汚れを落としましょう。洗顔料はたっぷりと泡立ててから、お肌をこすらずに泡を転がすように丁寧に洗うのがポイントです!

洗顔料も合成界面活性剤、合成着色料、防腐剤、香料などの余計な成分が入っていないシンプルなものがオススメで、お肌に負担をかけずに洗いあげることができます。

乾燥肌を改善する正しい保湿ケアの方法

乾燥肌を改善する正しい保湿ケアの方法
洗顔後は時間をあけずに、すぐに保湿ケアを行いましょう。

手順は化粧水、美容液、乳液、クリームの順でお手入れをしていきます。たっぷりの化粧水で角質層に水分を与え、美容液でお肌を整えます。乳液やクリームの油分で水分が蒸発しないようにしっかりとフタをしましょう。

化粧水をつける際には、パチパチとお肌をたたかずに、両手で顔全体を優しく包み込むようにして化粧水を肌の奥まで浸透させていきます。また化粧水を手にのせて体温で温めてから使うとお肌への浸透力が高まります。

保湿ケアで使用する化粧品は、もともと角質層にある保湿成分を積極的に補うとよいでしょう。

オススメは、

  • セラミド1
  • セラミド2
  • セラミドAP
  • セラミドNP
  • ヒアルロン酸
  • コラーゲン

などです。
これらは、加齢で減少する成分でもあるので毎日のスキンケアで積極的に取り入れるとお肌の変化が実感できるでしょう。

その他、老化の原因となる抗酸化作用のあるビタミンEや、美白作用、お肌のハリや弾力をキープするコラーゲンの生成を助けるビタミンCなども乾燥肌の改善に作用します。

(まとめ)正しい方法をマスターして、クレンジングが原因の乾燥肌を改善していきましょう

1.間違ったクレンジングにより、本来の潤いが失われて乾燥肌になる
2.クレンジングに含まれる合成界面活性剤がお肌の負担になることがある
3.乾燥肌にはクリームタイプのクレンジング剤がオススメ
4.クレンジングは手早く行い、最後は洗顔料でしっかりと洗い流す

お肌の負担になる洗浄力の強いクレンジング剤や、間違ったクレンジングを続けることで、お肌はあっという間に乾燥してしまいます。これまでの自己流スキンケアを見直して、健康なお肌を取り戻しましょう!”

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