ニキビの治し方を種類別に解説!

毎日きちんとスキンケアをしているのにニキビがなかなか治らない。こんな悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

もしかしたら良かれと思って続けているお手入れが間違っているのかもしれません。一口にニキビといっても、発症年代や進行状況によって対処法はさまざま。

ニキビの種類とそれぞれの治し方を知って、適切なケアを行いましょう。

ニキビの原因

一般的にニキビの原因は、過剰な皮脂分泌と考えられています。しかし、大人ニキビの場合はもっと複雑。複数の要因が複雑に絡み合って発生します。

ニキビはなぜできる?

紫外線

紫外線は肌が本来持っているバリア機能を破壊し、皮膚を乾燥させるため、過剰な皮脂分泌や毛穴詰まりを招きます。

さらに、アクネ菌の代謝物であるボルフィリンは、紫外線を吸収すると活性酸素を大量に発生させる作用があり、ニキビの炎症を進行させます。

食生活の偏り

ニキビの発症には毎日の食生活が深く関わっています。

脂っこいものやチョコレートなどの甘いお菓子、香辛料などの刺激物を多く含む食べ物を摂り過ぎると、過剰な皮脂の分泌につながり、ニキビを悪化させる原因になります。

ストレス

仕事に家事に育児にと毎日忙しく過ごしている女性は、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んでしまいがち。

過剰なストレスが溜まると、自律神経やホルモンバランスが乱れてしまい、ターンオーバーが滞って、ニキビができやすい肌になります。

乾燥

乾燥肌はニキビとは無縁と思っていませんか。

肌が乾燥していると、皮膚の防御反応により皮脂の分泌が活性化します。また、ターンオーバーが乱れることで角質が厚くなり、毛穴の出口が塞がれて、ニキビや肌荒れなどの原因になります。

ホルモンバランスの乱れ

女性の体内には女性ホルモンだけでなく、男性ホルモンも存在しています。このうちニキビの発症に深く関与しているのが男性ホルモンです。

過剰なストレスを受けると、男性ホルモンが多く分泌され、皮脂の分泌が促されます。生理前にニキビができやすいのは、男性ホルモンによく似た働きをする黄体ホルモンが優位になるからです。

睡眠時間が短い

肌の生まれ変わりを促しているのは、私たちが眠っている間に分泌される成長ホルモンです。
寝不足の状態が続くと、成長ホルモンの分泌量が低下し、ターンオーバーが乱れるため、ニキビなどの肌トラブルの原因になります。

ニキビができるメカニズム

ニキビの発生は、毛穴に皮脂が詰まったコメド(面ぽう)の状態から始まります。毛穴の奥には皮脂腺があり、正常な状態では、皮脂は毛穴から排出され、肌にうるおいを与える役割を果たしています。ところが何らかの原因でターンオーバーのサイクルが乱れて、毛穴の出口が塞がれてしまうと、皮脂や古い角質が詰まってしまいます。

ニキビのでき始めは、ほとんど目立ちません。毛穴の詰まりが進んで皮膚が白く盛り上がったり、毛穴が開いて皮脂が空気に触れ、黒く酸化したりしていますが、まだ炎症を起こしていない状態です。

しかし、コメドを放置していると、毛穴に溜まった皮脂をエサにして、アクネ菌がどんどん増殖します。アクネ菌は誰もが持っている皮膚の常在菌ですが、過剰に増えると脂肪を分解するリパーゼという酵素を作り出し、毛穴の内部を破壊して炎症を起こすため、ニキビを悪化させてしまうのです。

炎症がさらに進むと、患部が腫れて膿を持ち始めます。無理に潰そうとして触ったりすると、炎症が悪化しやすくなるのでNGです。やがて皮膚の深部まで炎症が及ぶと、炎症が治まった後も色素沈着を起こしたり、皮膚に凸凹としたニキビ跡が残ったりする場合があるので、早めのケアを心がけましょう。

ニキビの種類

ニキビ種類

ニキビは種類によって治し方が異なるため、それぞれの発症原因や特徴を知ることが大切です。自分のニキビがどんな状態か、まずは確認してみましょう。

白ニキビ

過剰な皮脂分泌やターンオーバーの乱れにより、毛穴の出口が塞がれて、皮脂が閉じ込められた状態です。
まだ炎症を起こしていない段階なので、痛みやかゆみはほとんどありませんが、放っておくと黒ニキビに進行します。

黒ニキビ

白ニキビを放置していると、溜まった皮脂によって毛穴が押し開かれ、空気に触れた先端部分が酸化して黒く変色し、黒ニキビになります。
白ニキビと同様に炎症を起こしていない状態ですが、放置すると炎症を起こして赤ニキビに進行するので注意が必要です。

赤ニキビ

白ニキビや黒ニキビからさらに進行して、赤く炎症を起こしている状態です。
アクネ菌が毛穴に詰まった皮脂を栄養源にして増殖すると、大量の代謝物が排出され、それが周辺の皮膚組織に刺激を与えて炎症を起こします。
赤ニキビを放置していると、やがて黄色く膿んだ黄ニキビに発展します。

大人ニキビ

一般的に、20歳以降にできるニキビのことをいいます。
頬からあごにかけてのUゾーンにポツンとできて、治りにくく、繰り返しやすいのが特徴です。
大人ニキビができる原因は、睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどさまざまな要因が重なっています。

思春期ニキビ

その名のとおり、10代の思春期に多く見られるニキビです。
成長期における過剰な皮脂分泌が主な原因と考えられています。皮脂分泌の多い額や鼻などのTゾーンを中心に、顔全体にポツポツとできることが多いのが特徴です。

種類別の治し方

自分のニキビの種類がわかったら、適切なケアでニキビをしっかり治しましょう。

白ニキビ

ニキビのごく初期の段階なので、毛穴の詰まりをしっかり解消すれば、健やかな肌の状態を取り戻せます。
角質ケア成分が配合されたクレンジング剤や洗顔料を使って古い角質を取り除き、肌のターンオーバーを整えましょう。

黒ニキビ

黒ニキビが気になるからといって、自分の手指でコメドを押し出そうとしないでください。
肌に刺激を与えないためにも、むやみに触らないのが得策です。正しい洗顔行うことで、毛穴に詰まった角栓を取り除き、保湿化粧品で必要なうるおいを素早く補います。

赤ニキビ

ニキビの炎症を抑えることが先決です。
肌に刺激を与えないよう、丁寧な洗顔で皮膚を清潔に保ったら、適度な水分と油分を与えて保湿し、肌のバリア機能を補いましょう。スキンケアに加えて、抗生物質や殺菌剤を用いるのも有効です。市販薬で改善しない場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。

大人ニキビ

大人のニキビを改善するには、スキンケアだけでなく、毎日の生活習慣を整えることが大切です。
栄養バランスのとれた食生活、十分な睡眠、ストレスフリーな生活を心がけ、ニキビができにくい肌環境に整えましょう。

思春期ニキビ

皮膚の分泌量が増えることで発症するため、朝晩の1日2回を基本に洗顔を行い、余分な皮脂や汚れを取り除く必要があります。
使用する化粧品は、低刺激で油分の少ないものがおすすめです。ニキビケア用のアイテムを使用するのも良いでしょう。

正しいスキンケアでニキビ予防

ニキビ予防

肌に合うアイテムを選んでも使い方が間違っていると、効果が半減してしまいます。正しいスキンケアでニキビを予防しましょう。

クレンジング

洗顔に進む前に、クレンジングでメイク汚れをしっかり落とします。クレンジングの使用量が少ないと汚れが落ちない上に、肌に刺激を与える原因になります。適量を肌にのせ、やさしく馴染ませたらぬるま湯で洗い流します。

洗顔

洗顔料をよく泡だて、ニキビができやすいTゾーンやUゾーンに泡をのせて転がすように洗います。洗顔後はすすぎ残しがないよう、ぬるま湯で念入りにすすぎましょう。十分にすすぎ終わったら、清潔なタオルで顔の水分をやさしく拭き取ります。

保湿

洗顔後は肌のターンオーバーを正常に保つために、しっかり保湿をします。ニキビ肌だからといって、化粧水だけでお手入れを済ませるのはNGです。乾燥により皮脂の分泌が促され、ニキビが悪化する可能性があります。化粧水で肌に水分を与えたら、乳液やクリームを使ってフタをしましょう。

紫外線対策

紫外線はニキビを悪化させる原因になるので、日焼け止めや帽子、日傘などを使って、紫外線対策をしましょう。日焼け止めは、紫外線吸収剤を使っていないノンケミカル処方で、軽いつけ心地のものを選ぶと良いでしょう。

メイク

肌に負担をかけないよう、ファンデーションはできるだけ薄めにつけて、重ね塗りしすぎないことがポイントです。油分が多いとニキビの原因になるので、サラッとした仕上がりのパウダータイプがおすすめ。直接肌に触れるメイク道具は、清潔に保ってください。

まとめ

ニキビは種類によって治し方が異なります。例えば、大人ニキビの場合は「ニキビ=過剰な皮脂」と思って、むやみに皮脂を取り除くだけでは悪化を招きかねません。肌の状況に応じたケアを行いましょう。

どのタイプのニキビでも、洗浄と保湿、紫外線対策がスキンケアの基本です。それに加えて、日頃の生活習慣を見直して、しつこいニキビを防ぎましょう。

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